メタルギア最新作が不調
『METAL GEAR SURVIVE』の Steam 統計は芳しくない。
KONAMI は 2 月 21 日、 メタルギア シリーズの最新作『METAL GEAR SURVIVE』を Steam 他プラットフォーム向けに発売した。
本作は生みの親として同シリーズに 20 年以上携わってきた小島秀夫氏と KONAMI の関係悪化を示唆する騒動を経て、象徴的存在であった小島監督不在で開発された作品だった。
新作の開発が発表された時点から、ファンや業界人の間では小島氏についての様々な想いから波乱が予想されていた METAL GEAR SURVIVE だが、Steam での発売後 1 週間の成績は不調であるようだ。
前作比 92%の下落
GitHypeの公開した統計によれば、METAL GEAR SURVIVE の初の週末は最大同時プレイヤー数は 7,713 人。この数字は前作『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』が発売月 2015 年 9 月に記録した 90,952 人に対して 92%の下落を表している。
この大幅な前作からのユーザー離れの原因は、小島秀夫氏との騒動だけではないと指摘されている。あまりにもこれまでのシリーズとは異なるゲームシステムや、盛り込まれた課金要素がユーザーからの不興を買っているとの指摘がある。
METAL GEAR SURVIVE に実装された課金要素には、キャラクタースロットや装備内容の保存枠、アイテムボックスの拡張、経験値ブーストや時間短縮機能など、スマートフォン向けなどに多い F2P ゲームを彷彿させる制限解除の課金などが目立つ。
海外記者の Paul Curtin は「これまでのシリーズからは低すぎるプレイヤーベースを見れば、フランチャイズが今後生き残れるとは思えない」と厳しい見解を示している。
KONAMI から独立を果たした小島氏は現在、新たに立ち上げたコジマプロダクションにて Sony とパートナー提携を結びつつ新作『DEATH STRANDING』を開発中。