日本人に購入する権利は与えられていない
Humble Bundle はスクウェア・エニックス特集を開始している。2 週間の期間限定で 1 ドル以上の好みの金額でスクウェア・エニックスの Steam 用ゲームを購入することができる。
今回の特集の中にはGame Awards を受賞するなど注目の『Life is Strange』(ライフ イズ ストレンジ)や『Tomb Raider』の 3 部作セットなどが含まれている。平均金額以上に支払ったユーザー向けには『ファイナルファンタジー 14』の他にも最新作『Just Cause 3』の 20%オフチケットが付属するなど、ファンにとってはおいしいラインナップとなっている。
ただしこの豪華なバンドル販売を購入できるのは日本以外の地域に暮らしている人々だけだ。日本人に対しては購入する権利は与えられていない。
北米など先進諸国との間でそれほど大きな物価の差はないにもかかわらず、未だにゲーム業界の間では日本など一部地域では「おま国」と呼ばれるゲームの購入を厳しく制限する措置が多く取られている。このある種の搾取的差別の構造はいつか改善されるのだろうか。
日本において国内メーカーの多くがおま国など海外に比べて異常に高い価格でゲームを売ろうとする理由には、多くの人々から小さく利益を得るため市場を拡大していく方向ではなく、少数の人々から大きく利益を得ることに注力していることなどが知られている。そのような方法では国内市場は成長していかないだろう。
問題が解決するには課題が多い。