PCゲーマーが一度は遭遇するおま国、それを的確に表した画像が卑怯

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誰しもが受けるSteamの洗礼

こんな格言を知ってる?「このアイテムはお住まいの地域では現在ご利用いただけません」、英語では”This item is currently unavailable in your region”と呼ばれている言葉を。

これはPCゲーム配信プラットフォーム”Steam”にて、地域制限の掛けられた商品ページを閲覧しようとするとよく表示されるものだ。

大規模セールの期間中に、日本ではお目にかかれないような大胆なセール価格となっている商品を購入しようとストアページへと訪れた際によくみられる光景だ。Steamを利用し始めたばかりのPCゲーム初心者の多くが衝撃を受ける場面であり、古参のPCゲーマー達はまず間違いなくこの洗礼を受けている。

「おま国」とは

これはネット上でスラングともなっている洗礼で、「おま国」と呼ばれている。

おま国は「売ってるがお前の国籍が気に入らない」もしくは「お前の国には売ってやんねーよ」の略称で、地域制限のために日本からは購入できない商品を揶揄する場合に使用する。Steam以外でも使用されるケースがあり、覚えておきたい単語だ。

一般に「○○はおま国だ」などと言われていれば、まず通常の方法では日本から購入することはできない。出来たとしてもすぐにその抜け道は封鎖されるし、バレたらアカウントが停止されるなど対応が苛烈であるため、多くのゲーマーはおま国を嫌っている。

孤独のスチーマー

さて、そんなおま国を分かりやすく的確に表現した画像がTwitterに投稿されていたので紹介したい。

これは卑怯な画像だ。「Oops, sorry!」の表情とかずるい、ずるすぎる。

しかもこれ、本当にSteamで行われた事例をもとにしているから、ある意味で笑えない。「30ドル日本語DLC事件」は多くのスチーマーの記憶に新しい。

おま国の発生する理由

おま国が発生してしまうのは一体なぜだろうか。ニコニコ大百科によれば、日本で発生するおま国は国内での利益を守るために行われることが多いのだという。

大々的に日本の企業と販売契約を結んだゲームや、日本支社を構えるなどして日本での販売を積極的に行っている会社のゲーム、もしくは日本の会社で国内に自前で流通経路を持っている会社のゲーム等、様々な方法で海外のゲームを日本向けにローカライズして売る企業は意外と多い。

さて、Steamは「広告費や媒体流通など余計なコストをかけずにゲームを販売できる」という中小ゲーム開発会社にとってありがたいメリットを持っているが、もしそのようにして日本でも安価な価格で販売されると上記の日本企業や広告会社は売上を落としてしまう。そこでSteamに販売を抑制させるため、おま国措置がかけられる。

海外でのおま国に対する扱い

海外ではおま国のことを”geo-blocking”と呼び問題視されている。

2017年2月2日には欧州委員会から問題提起が行われ、ゲーマーからの不満という形ではなく、実際に独占禁止法に違反している疑いで調査が開始されることとなり話題となっている。

この調査ではSteamを運営するValveや、Steamでおま国を多く行っていることで知られた日本企業などが名指しで対象となっており、最終的な調査報告が為される時期は未定でも調査中だ。