This War of Mine
戦争を前に、誰もが無関係ではいられない。生きることは苦しい。英雄でもなく兵士でもなく、ただの市民がそこにいる。
紛争により武力封鎖された架空の都市を舞台に、戦時下の都市を市民の目線から生き抜くサバイバルゲーム。街は包囲されてゆるやかに死に向かっている。Popee@KMCphilia 氏の感想は「生存への気力をゆるやかにそいでいく、戦争は終わらない」
「兵士にとって戦争と言えば勝利だが、我々にとっては食べ物を得る事だった」 「僕は地獄に彼らを置き去りにしたのだ、寄り添い、生き残る為ならなんでもやった」 「あの日々を忘れる事はできないだろう、戦争の中で目にしたものは君から一生離れる事はないのだから」―gipsydog 氏の解説
gipsydog 氏のレビューは「最初こそ無人の廃墟や他の生存者グループの周辺を安全に周る事も出来るだろうが、一度回収したリソースが復活する事はなく、このままではどうにも成らない事にあなたは気づくだろう、自衛の為だったナイフをカバンに入れる行為は自分にとってとても感情的なものだった、生きるために自身が略奪者になってしまう瞬間だ」
昼夜のパートに分かれたゲームシステムで、昼は拠点の修繕や人間らしく生きるため仲間と会話を行ったり。夜は仲間に拠点を任せて物資を探しにいく。そこで誰に出会いどのような選択をするかはプレイヤー次第。
Popee@KMCphilia 氏の感想「全員生き残らせるのが『勝ち』なのだろうか、それとも一人でも生存していれば、このゲームは『勝ち』なのだろうか?それもまた分からない」で、maruhoi1 氏「初めてのプレイで生存者に感情移入しすぎて微妙に落ち込みました。それだけ内容が重い」としている。
xxsiratamaxx 氏の感想は「戦争はいつか終わるからねぇ。ヒャッハーで生きれば楽だけど、それを後々の背負ってくドラマを考えると色々楽しめるゲームだと思う。だからこそゲーム画面が思い出っぽい抽象的な描写になってるのかと」
生きるために他者から略奪せねばならないとき、良心の呵責に耐えかねて自ら死を選んでしまう者もいる。テーマに込められた圧倒的なリアリティから、確かに伝わるものがあるサバイバルゲームの傑作。Steam レビューは 96%が肯定的評価となっている。