委員会での EA の供述が話題

Electronic Arts の法務担当者は、自社のランダム購入の仕組みについて「ルートボックス」であることを否定し、「サプライズメカニクス」であるとの論理展開を始めて話題となっている。

PCGamesN によれば、同社の法務担当者 Kerry Hopkins はイギリスのデジタル・文化・メディア・スポーツ委員会にて供述証拠を求められた際に Electronic Arts の提供するランダム購入はルートボックスに該当しないと述べた。

Hopkins は同社のランダム購入のメカニクスについて、キンダーサプライズなどの玩具付き菓子と同様のものだと主張している。

「あなたがもし玩具をたくさん販売しているお店に行き、サプライズ玩具を探してみれば人々が楽しんでいることに気付くだろう。彼らはサプライズを楽しんでいるのだと。玩具の歴史ではこれは何人にもわたり実践されてきた。我々は同じようにそのメカニクスを FIFA などに取り込み、実際に人々を倫理的に楽しませている」

そして Hopkins は Electronic Arts のサプライズメカニクスは、ギャンブル性を持つとされるルートボックスとは異なるとの見解を示した。そのためベルギーとオランダではルートボックスがギャンブル性を持つと認定されたが、同社のスタンスとしては合意できないという。ただしその地域での法を遵守するための変更は加えるとしている。