PUBG は現在 6 番目に人気の作品
『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』に関する調査結果は驚きに満ちている。
PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)は 2017 年に 294 億ドルの大ヒットを記録し PC ゲーム市場を大いに沸かせた作品だ。2017 年 3 月から開始された早期アクセスから考えると既に 800 万本の販売を記録し、開発元の Bluehole は 7 月には Twitch で最も視聴されたゲームとなったという。
そんな PUBG について、調査会社Newzoo が行った調査結果が発表されているので紹介したい。調査は 42 か国の 1,200 万人の PC ゲームファンから行われた。
まず PUBG は 7 月に PC ゲーマー達が支持するゲームの第 6 位となり、10.8%が本作をプレイしていた。PC ゲーマー達がゲームに費やした総時間の 4.0%が本作によるものであったことも判明している。
日本が最も PUBG を愛している国
そんな世界的人気作と呼べる PUBG だが、その人気は国別に大きく様子を変えていることが調査によって明らかとなっている。
PUBG が最も人気な国は、日本だ。7 月には日本のコア PC ゲーマーの 25.4%が本作をプレイしており、その記録は次点の『League of Legends』を 5%も上回っていた。
日本での PUBG はプレイ時間も世界最高であり、平均セッション時間は 69.5 分。調査ではこの人気は日本でカルト的人気を誇る映画「バトル・ロワイアル」との共鳴も言及されている。
国別に見た支持率の違い
他の国での PUBG の人気度を探ってみるとノルウェーで 22.5%、オーストラリアで 21.9%、ニュージランドで 17.1%と小規模な国土の地域で高い支持を得ていることが分かる。
世界の 2 大マーケットであるアメリカでは 16%、中国では 6 月に 7.9%で 7 月に 14.6%と人気に火がついている状態だ。
世界の多くの地域で大成功を収めている PUBG だが、ロシアや東欧地域では振るわない様子。ロシアでは 5.7%、ポーランドでは 2.4%、ブルガリアでは 2.3%、セルビアでは 1.3%である。
その理由について確たることは判明していないものの、『Counter Strike: Global Offensive』(CS:GO)や『World of Tanks』といった作品が長らく愛されている地域では PUBG が浸透しにくかったようだ。
印象的なのはポーランドで、元々 CS:GO をプレイしていたゲーマーで PUBG に移動したのは僅か 2%だということ。
Bluehole は今後のアップデートでさらなる人気の拡大を見込んでいるが、人気作となった後のプレイヤーベースの維持についても注視が必要だと調査報告はまとめている。