Undertale 作者が語るローカライズへの想い

誰も死ぬ必要のない RPG、『Undertale』の日本語版が正式発表された。

E3 2017 にて PlayStation 4/Vita 版の発売がアナウンスされた『Undertale』、公式トレイラーによれば Steam 版にも正式に日本語化が行われる予定となっている。

そんな本作について作者の Toby Fox が声明を発表し、その中で日本市場を取り巻く状況について言及する場面があったため紹介したい。

日本市場の難しさ

Toby Fox によれば Undertale は日本のクラシックな RPG に大きな影響を受けた作品だ。彼が日本のゲームをプレイした時に感じた幸せや悲しみ、恐れや勇気といった様々な感情を再現しようとして生まれたのが本作だった。

欧米のゲーマー達に Undertale は広く受け入れられ、Toby Fox が当初考えていた目標は達成できたと感じていたが、まだ最後のゴールにはたどり着けていないことに気が付いた。

日本のゲームに刺激を受けた Undertale は、まだ日本のゲーマーにとっては簡単にはプレイすることが出来ない作品であるということだ。

Toby Fox は乗り越えるべき障害が 2 つあると語った。まず 1 つ目はゲームを日本語にローカライズすること。2 つ目は明確に、明らかに日本では PC ゲーム市場が小さすぎるということだ。

「日本の PC 市場は驚くほど小さい」

たとえゲームが日本向けにPC市場で発売されたとしても、多くの人はプレイすることはないだろう。だから私は、家庭用ゲーム機にUndertaleを持ち込む必要があった。

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この 2 つの障害に気付いて以降、Toby Fox はローカライズ企業 8-4(ハチノヨン)と共同してゲームの翻訳に着手した。8-4 についてあまり聞きなじみがない人も多いだろうが、8-4 は『NieR:Automata』や『Metal Gear Rising』のローカライズ実績を持った企業だ。

PlayStation 4/Vita 版『Undertale』に関する新情報は 7 月に発表予定となっている。