The Witcher ゲーム化ライセンス料が判明
“The Witcher シリーズのゲーム化のライセンス料金がいくらだったのかが判明した。
いまや世界的な人気ゲームタイトルに成長した The Witcher シリーズは、元々は CD Projekt Red が同名の原作小説をゲーム化したものだ。現在ゲームは 3 作発売されており『The Witcher 3: Wild Hunt』が収めた大ヒットは記憶に新しい。
つい最近にはゲームシリーズが累計 2,500 万本販売の快挙を成し遂げ、原作者の Andrzej Sapkowski にはさぞやライセンス料金として大金が舞い込んだと思われがちだが、それ以前に Sapkowski はゲームが成功すると思わず格安な金額で CD Projekt Red に権利を売却してしまっていたことを嘆いている事実が発覚していた。
2017 年 3 月に Sapkowski が権利を格安で売り払っていたことが明らかになったものの、その際には一体いくらでゲーム化権利を売却したのかは不明であった。
約 105 万円で売り払われていた
元 CD Projekt Red の代表であった Sebastian Zieliński が語るところによれば、CD Projekt Red は Sapkowski に対してライセンス料金を 2 回の分割払いで支払ったとのこと。DualShockersによればその金額は 15,000PLN と 20,000PLN、つまり 9,500 ドル(約 105 万円)。
余談として契約書は当初主人公である Geralt の名前を Gerald と誤字していたため、Sapkowski によって拒否された経緯があるという。
シリーズ 1 作目の The Witcher が 2007 年に発売され、2 作目の The Witcher 2: Assassins of Kings が 2011 年に発売、3 作目の The Witcher 3: Wild Hunt が 2015 年に発売され瞬く間に The Witcher はスターダムを駆け上がり、2017 年にはNetflix がテレビドラマ化することまでもが発表されたまさにヒットブランドだ。
それがたった約 105 万円でゲーム化の権利が売り払われて始まったものだとは、Sapkowski でなくとも悔やむ選択だろう。Sapkowski は「いったい誰がこんなに彼らが成功すると予想できた?」と語っている。