トリプル A 級タイトルがまだまだ大金を稼げることを証明
『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』が発売初日に 1 億 7900 万ドル(約 212 億円)の売り上げを記録していたことが判明した。
レポートではハリウッドの人気シリーズ新作「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の初日興行収入 8400 万ドル(約 100 億円)を比較し、ゲームがハリウッド映画を下す日がやってきたと評している。トリプル A 級タイトルが減少していく中でこの大成功は大きな光となることは間違いない。
このことは『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』に与えられていた予算を考えるとより印象的なものとなる。海外メディアの間では『Metal Gear Solid V』の制作費は 8000 万ドル(約 95 億円)と報じられており、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」が要した 2 億 5000 万ドル(約 297 億円)の制作費の差を見るとそれは歴然とする。
既に、調査会社が発表した市場調査ではゲーム市場は今年 915 億ドルの価値を有するとの評価に対して、映画市場は 883 億ドルと両業界の価値評価は逆転した状態にある。
まだまだトリプル A 級の超大作ゲームが大金を稼ぎ続けられることを証明した『Metal Gear Solid V: The Phantom Pain』だが、今後のゲーム業界におけるゲームの開発規模は一体どう変化していくのだろうか。
販売元の KONAMI は大作の開発中止を否定はしているものの、着々とモバイルゲームへの比重を強めている状況だ。
via: VentureBeat, VG247