無修正な性表現のある百合ゲームがSteamにて販売決定

Steam上において“セックス”と”暴力”を扱った作品が許されるかどうかは様々な議論が展開されて久しい。アダルト要素が発見される度にストアから削除される作品や、過激な暴力性によって一度は販売中止措置がとられた『Hatred』などは記憶に新しい。

そしてこの度Steamにおける時勢の変化を表すような発表がパブリッシャーのMangaGamerより行われ、海外メディアにて注目を浴びている。発表によれば表現の規制が一切ない無修正の”百合”ゲーム『Kindred Spirits on the Roof』(原題:屋上の百合霊さん)がSteamにてリリースされる予定だという。

「我々は今夜刺激的な発表を行います、一切のカットや修正を入れることなくKindred Spirits on the RoofをSteamにて販売することが承認されました!」と、MangaGamerは自社の公式ブログにて語っている。

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百合な想いを抱えて死に、出会い、恋人となった二人の百合霊。
彼女たちの切なる願いは「悔い無く素晴しい初体験」……しかし、その仕方が分からない。

地縛霊ゆえに学校敷地から出られない百合霊達は、性知識の獲得と、秘めし恋に悩む乙女達のため、
『学園内に百合カップルを増やす手伝い』を持ちかける。

MangaGamerの紹介によれば『Kindred Spirits on the Roof』は学校に住まう二人の幽霊と共に、いくらかの性的な要素と共に百合カップルを成立させる助けを行い、自らの隠れた感情を隠し戦っている女の子を支える内容とのこと。

“良い銃 / 悪いおっぱい”からの脱却の兆し

「これはゲーム業界にとっての記念碑とすべき出来事です。外部サイトを利用したパッチなどの手段に依らない完全な無修正ゲームとして『Kindred Spirits on the Roof』はSteamで販売されます」とMangaGamerはコメントし、「同性同士での率直な性的関係の表現がこのような主流プラットフォームで歓迎されるこの変化は、我々の社会の心の広さと全ての分野の人々が共存できる円熟したエンターテイメントとしての何よりの証拠です」

公開されたスクリーンショットでは、明らかにこの作品における”セックス”の位置づけが作品の主要な要素の一つとなっていることを示している。例えそれがフォトリアルなグラフィックでなかったとしても、この変化は長らくゲーム業界が陥っていた「良い銃 / 悪いおっぱい」の価値観から脱却を始めようとしている兆候なのかも知れない。

『Kindred Spirits on the Roof』の公式サイト上には、はっきりと18禁マークが掲げられている。

■百合
百合(ゆり)とは、女性の同性愛のこと。また、それを題材とした各種作品。 1990年代以降の日本の漫画、ライトノベル、アニメ、同人誌のジャンルをさすことが多いが、戦前の少女小説や一般のレズビアン文学、実写映画も含まれる場合がある。「 ガールズラブ GirlsLove(略してGL)」とも称される。

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via: PC Gamer, OtakuStudy, MangaGamer