近年のゲーム市場とゲーマー像:平均年齢34歳

2020.01.12Features

1971年に世界初のアーケードゲーム『Computer Space』が発売されて以降、発展を続けてきたゲーム業界。2020年はそれから49年目という特にキリがよい訳でもない年だが、最近のゲーム業界の統計を振り返ってみよう。

ゲーム業界の市場規模

TechJuryによれば2017年、ゲーム業界は1,160億ドルを稼ぎ出した。そして2018年、ゲーム業界は1,350億ドルを稼ぎ出した。2019年末に公開されたNewzooの予測では2019年は1,488憶ドルを稼ぎ出すことが見込まれていた。

ここからは未来の予測で、2020年は1,600億ドルを超える市場規模となることが予想されている。SonyとMicrosoftの次世代コンソールは2020年終盤に発売され、2021年には1,801憶ドルの市場規模に到達するだろう。

その時のプラットフォーム別のシェア率はスマートフォンが最多で59%、コンソールが22%、PCが19%と予想されている。

LoL Park via INTUNE ARCHITECTS

eスポーツの熱狂

eスポーツコミュニティが発達しているゲーム用ライブストリーミングプラットフォーム、Twitchの2018-2019年の統計では平均同時視聴者数1,274,000人を記録した。最高同時視聴者数は2018年8月の3,987,461人。毎日の平均ユーザー数は1,500万人とされている。

全世界のeスポーツ観戦者は2019年には4億6,500万人になるとされ、人気ゲームのリーグを行い観戦するためのeスポーツアリーナが世界中で建設されている。韓国のLoL ParkやアメリカのFull Sail Armadaのアリーナなどが代表例。

eスポーツの影響力はデジタルの領域だけにとどまらない。世界中の多くの都市は人気ゲームの大会の開催地に選ばれることを望むようになってきている。Riot Gamesはオランダのロッテルダムにて開催されたLEC Spring Split Finalsの2日間で、地域に220万ユーロの経済効果があったとするレポートを発表している。

イベント開催地となる権利への入札はかつて伝統的なスポーツでよく見られるものだったが、今後都市はeスポーツにも惹きつけられるだろう。

高齢化するゲーマー像

かつてゲーマーと言えばテレビの前で孤独に遊ぶティーンエイジャーが想起されたこともあったが、現在のゲーマー像はそれとは全く異なっていることを把握しておくべきだろう。

2016年の時点で世界中でゲーマーは25億人を超えていた。アメリカ人の60%は毎日ゲームをプレイしており、世帯の64%はなんらかのゲーム用デバイスを所有している。

ESAが行った調査ではゲーマーの平均年齢は34歳で住居と子供がいる。性別で見れば男性の平均年齢は34歳、女性は36歳。そしてゲーマーの72%は18歳を超えている。比率で言えば18-35歳が29%、36-49歳が20%、50-歳が23%となっている。

ゲーマーの第1世代はすでに親となる年齢となっていることもあり、親の67%は週に1度以上子供とゲームをプレイしている。

via Jessica Lewis

興味深い属性別の特徴

ゲームを購入する人々の教育レベルを見れば、最もゲームを購入しているのは高校を卒業した人々で18.5%。準学士号の所有者が16.9%、学士号の所有者が14.7%となっている。学位が高い人ほどゲームを購入しなくなる相関がみられた。ただし相関関係と因果関係は異なるため注意したい。

ゲームを購入する人々の割合は平均12%であり、その割合は年収に関わらずほとんど均一だ。しかし年収が90,000ドルを超えた場合、9%に低下している。そして歯科医は数ある職業の中でも最もゲームを購入しない職業であり、5.8%であった。

いずれにせよ言えることは、ゲームは日常に溶け込みつつありティーンエイジャーだけのものではなくなっているという事だ。幅広い年齢層と歩んだ人生の軌跡の多様性が現在のゲーマー像となっている。

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Posted by もん