ヴィジュアルノベルの海外移植費用

ビジュアルアーツがゲームの海外移植費用について語った。

ゲームが外国向けに発売されたり、その逆に外国のゲームがローカライズされて日本で発売されるようになることが普通になった昨今、気になるのがゲームの海外移植の費用。

先日にはヴィジュアルノベル『リトルバスターズ!』の英語版トレイラーが公開されるなど、海外進出に意欲的な同社がその際にかかる費用についてアキバ blogで触れていたので紹介したい。

例えば『Rewrite』というタイトルがあったとしまして…シナリオの文字数が約250万文字だったとします。 そして、日本語から英語への翻訳をしたとして…翻訳料が**日本語1文字につき10円**だったとします。 あくまで例えですよ、本気にしないでね。

さて、問題です…250万文字 x 10円はいくらでしょうか?
ピンポーン。**2,500万円**です。

アキバblog

「実はかなりのコストがかかる」

ビジュアルアーツは架空の作品の仮定の話と前置きしたうえで、日本語から英語へゲームを移植する際にかかる費用について約 250 万文字で「2,500 万円」としている。

「海外移植の開発って、実はかなりのコストがかかるわけですよ」と語るビジュアルアーツによれば、そこにユーザーインターフェースの修正などを含めると軽く 3,000 万円以上になるとのこと。

さらにこの金額はあくまでも英語に翻訳する際の費用であり、他言語に翻訳する場合はその翻訳料はもっと高くなるのだと付け足した。

それでもビジュアルアーツが自社作品を海外向けに積極に展開する理由について、「海外のユーザーさんが幸せになると、ビジュアルアーツが少しだけ幸せなる。ビジュアルアーツが幸せになると、日本のユーザーさんも幸せになる」と説明している。

2011 年に『planetarian』から開始した海外移植で手応えを感じ、今後は英語以外の新たな言語版を計画しているとのこと。