身代金の代わりに『東方星蓮船』の難易度ルナティックのクリアを要求するマルウェアが出現

作者自身もクリアできない難易度。

ゲームをプレイしないとファイルを凍結するマルウェア

2017年ではマルウェアさえ二次元に染まっている。

『東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.』にフィーチャーされた新種のマルウェア”Rensenware”の存在が報告されている。このマルウェアは常人ではクリアの難しい”ルナティック“難易度をスコア2億点以上でクリアしなければ、コンピュータ内のファイルをロックする機能を持っている。

MalwareHunterTeamによれば、通常のランサムウェアであれば悪意を持った作成者に「身代金を支払わなければファイルの凍結を解除しない」と被害者を脅すところ、このRensenwareでは身代金の代わりに東方星蓮船をクリアすることを要求するという。

元々は東方ファンが制作したジョークアプリだった

このRensenwareの目的は一体何なのか、実は元々はジョークアプリだったことが判明している。2009年に発売された日本の同人ゲームである東方星蓮船に影響を受けて、韓国で活動する学生がジョークとして製作した。

感染したユーザーには「ムラサ船長が貴方の貴重なデータ、ドキュメントや音楽、写真を暗号化しました。どうしたら直せるかですか?簡単です。ただ東方Project第12弾、東方星蓮船をルナティック難易度で2億点以上のスコアでクリアすればいいのです。このアプリケーションはPC内の東方星蓮船プロセスとスコアを自動で監視するわ」と表示される。

Kotakuの報告によればこのマルウェアは宣言通りに動作するとのこと。

作者は謝罪し修正プログラムを配布中

Rensenwareの作者は当初このアプリケーションで問題を引き起こすつもりはなかったと説明している。退屈していた作者は、GitHub上にジョークとしてRensenwareをアップロードしてしまったのだコンタクトを取ったCecilia D’Anastasioに説明している。

そして彼は一晩経った後、TwitterでRensenwareがマルウェアとして拡散していることを知り、重大な事故になりつつあることを認識した。彼は一体今どれだけの影響が発生しているかをつかみ切れていないという。

余談だが、彼自身、東方星蓮船で2億点を獲得することは難しいとのこと。

すぐさま彼はRensenwareに感染したユーザーのため、Rensenwareを無効化するためのアプリケーションをGitHub上にアップロードした。

騒動に巻き込まれてしまった人たちに謝りたい。Rensenwareは致命的なマルウェアの中では親切な部類だが、そもそも作ってしまったのは私だ。ジョークだった。東方Projectファンたちと笑い合いたかっただけなんだ。

Kotaku