「もうちょっと日本人に応援してほしいな」、”おま国”の『ナルティメットストーム4』インタビュー

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日本からの購入をブロックしているが

おま国を行っているのに日本人に応援してもらいたがっている作品があるそうだ。

バンダイナムコエンターテインメントが2月2日より発売を開始した『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4 ROAD TO BORUTO』について、ファミ通が行ったインタビューに注目したい。

漫画『NARUTO -ナルト-』のゲーム化シリーズとして知られる”ナルティメット”シリーズは、2003年に初代が発売されて以降、開発期間を含めると今年で15年以上の歴史を持つ人気作。

「もうちょっと日本人に応援してほしいな」

サイバーコネクトツーとバンダイナムコエンターテインメントが共同で手掛けてきた本シリーズについて、「正直に言えば、日本人にもっと応援してもらいたい」との意見がインタビューにて語られている。

おかげさまで『ナルティメットストーム4』は、ワールドワイドで200万本を出荷しています。ただ、その中で日本での出荷は約11万本なんですね。これがいまのゲーム業界の世界地図になっているんです。日本で生まれたマンガ作品で、日本のアニメ原作で、ゲーム開発も日本人で……。正直に言うと、「もうちょっと日本人に応援してほしいな」と。

(中略)いい商品になったと思いますし、我々自身の15年の集大成です。どこにも隙がない、自信作になりましたので、ぜひこれを機にひとりでも多くの日本人の方に手に取ってほしいと思います。

インタビューにてこう答えたのはサイバーコネクトツー代表取締役の松山洋氏。サイバーコネクトツーはナルティメットシリーズの開発部分を担当している。

日本からの購入をブロックしている現状に納得は出来ない

松山氏の発言からは、より多くの日本人ゲーマーに作品を手に取って遊んでもらいたいという想いがうかがえるものの、その想いは販売を担当するバンダイナムコエンターテインメントにはあまり伝わっていないようだ。

Steamで本作は『NARUTO STORM 4 : Road to Boruto Expansion』として販売されているものの、記事執筆時点で日本から通常の方法ではストアページを閲覧することは出来ない。もちろん購入も不能だ。現在EUで問題視されて調査も行われているジオブロッキング、通称「おま国」が行われた状態となっている。

EUで独占禁止法違反の疑いで調査中

より多くの日本人に遊んで欲しいと願いながらも、日本人相手にはゲームを販売しようとしない姿勢に、納得できる人は少ないだろう。

対応言語からも日本語が削除されており、なんだかなぁという印象はぬぐえない。

またこれに関連したニュースとして、前述したようにEUでは現在Steam上で特定の地域の消費者のみにゲームへのアクセスを制限する行為が独占禁止法に違反しているとの疑いで調査が開始されていることを知っておきたい。パブリッシャのバンダイナムコは名指しで調査対象とされたうちの一社となっている。

この調査はEU加盟国に対してのみを範囲としており、日本における地域を理由としたブロッキングは対象外だが、消費者にとってこのような状況が良いとは到底思えず、状況が変わっていくことを願うばかりだ。

買いたいものを買いたいところから買える状態があるべき姿だと思う。

実際にはパブリッシャとデベロッパの間には大きな力関係もあるとは思うが、それは製作側の都合であって消費者が気にするべきことではないはず。開発側にもっと日本人に遊んでもらいたいという想いがあるのであれば、ぜひパブリッシャに日本人向けにブロッキングを行うことが無いよう掛け合ってもらいたいものだ。