あるMODの削除をめぐってユーザーの抗争が発生

Steamストアを通して、海賊版ユーザーとそれに反発するユーザーの抗争が勃発した。

Kotakuによれば戦いが起きたのは『Endless Legend』。6月頃に開発元のAmplitude Studiosが、海賊版に関係を持っていた中国語ランゲージMODを削除したことで勃発したという。(問題のMODはゲームの過去バージョンのダウンロードリンクを含んでいたことから削除処分となった。)

これに反発した一部のファンたちがゲームレビューに低評価を組織的に投票する活動を開始し、一時的にゲームの評価は「賛否両論」にまで低下したが、それに気が付いたフォーラムユーザーが対抗して高評価を投票するよう呼びかけレビュー合戦が幕をあげた。

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この件でゲームに低評価を投じていたある中国語ユーザーは「我々にとってMOD製作者は非常に助けになる敬意を持たれるべき人々だ。彼らに敬意を表さないことは我々全体を無視していることに等しい」と主張していたという。

中国語ユーザーは開発者に声を届けた

結果として、現在ストアページを確認するとゲームの評価は「非常に好評」となっており、作品の評価は以前の水準へと復活している。この抗争はフォーラムユーザー側が勝利を収めたといったもよい。

しかしながら、この戦いは中国語ユーザーに一方的に悪い結果となったわけではないようだ。

Amplitude Studiosはこの騒動についてSteamフォーラムにて、本作を「中国語の言語オプションを提供する方法を模索していく」と発表した。これが実現すれば中国語ユーザーは後ろめたいMODを利用することなく、大手を振ってゲームを楽しむことができるようになる。

最終的には誰もが幸せな結末に落ち着きそうだ。

おま国で弾圧される日本も見習うべきか

この結末を見て、おま国・おま値・おま言語など数々の不自由を強いられてきた日本語ユーザーの現状を想起した人は少なくないだろう。

レビューを荒らす行動の良し悪しは置いておいて、この一連の騒動がもたらしてくれる教訓は、企業に対して何らかの不満がある場合は黙っていては何も変わらないということだ。黙りこくる不満分子はいないのと同じだ。

従来の日本式の不満の表し方が効果がないことは既に多くの例が物語っている。

ゲームはエンターテインメントなのだから、住んでいる地域だけで差別されるような状況を覆すために、もう少し声高に叫んでもいいのではないだろうか。

国産のゲームなのに日本人だからという理由でゲームを購入できない現状に、もっと不満の声が上がってもいいのではないかと、この件を見て思う。