VRは主観でしか得られないパーソナルな体験を復活させる

それを「体験する前と後では世界が変わってみえる」、そう体験した人々が語るVRデバイス(仮想現実)はゲーム業界のこれからをどのように変えるだろうか。

ゲーム/ITジャーナリストの新清士氏は、VRデバイスが失われた「コピーできない体験」を復活させると語っている。

PlayStation VRなど有力ゲーム会社が参入しVRデバイス関連の出展を行った”東京ゲームショウ2015″にて、新氏は「VRは興味を引く対象から、ゲーマーにとって、もっと触りたい遊びたい物という強い欲求に変わりつつある」と語り、ゲーマーたちの期待に応えられるだけのパワーを持った製品がハードとソフトが揃いつつあると述べている。

神奈川工科大学准教授の白井暁彦氏は、「かつてはDVDの違法コピーによってゲームの体験が重要になったのですが、現在は動画共有サイトでゲームの体験そのものが共有・追体験・代理体験できてしまいます」と現在のゲーム業界を取り巻く状況に触れ、VRはそこに主観でしか得られない体験を提供できるとコメントしている。

新氏は白井氏の「体験はコピーできない」という表現に賛同し、スーパーファミコンやプレイステーションが登場した90年代のゲーム機がもたらした「パーソナルな体験」を復活させる可能性を秘めていると語った。

VRデバイスはどのように普及していくのか

oculus

かつて存在しいつしか代替法が登場し薄れてしまったゲームをプレイする”体験”という衝撃の復活。

VRデバイスが秘めた可能性を絶賛しつつも新氏は、市場に新たに登場した新体験が普及するためにはハードの普及が必須でありボトルネックとなり、VRデバイスはどうしても「実際に体験してみないと評価できない点」が弱点となり、スロースタートにならざる得ないとの予測も示している。

「いくらモニター映像を見ても、あの圧倒的な没入感と実在感の魅力は全く伝わらない」とVRデバイスの凄さを伝える難しさを話す新氏だが、テレビモニターの大画面を体験した人が小さな画面に戻れなくなるのと同じように、VRデバイスを体験した人はその感動を誰かに伝えたくて堪らなくなり、次第に口コミによってVRデバイスが市場に浸透していくのではないかとした。

東京ゲームショウ2015にて目玉タイトル『サマーレッスン』などが展示されるプレイステーション・ブースでは、VR体験希望者が殺到し事前予約が必要になっているという。VRデバイスがゲーム市場に浸透し、これまでのゲーム体験が大きく覆る日は、もうすぐそこなのかも知れない。

個人的にはサマーレッスンに登場する金髪の美少女にもし英語を教えてもらうことが出来れば、メキメキと英語力が上達する未来を幻視でき、VRデバイスが浸透した未来には素晴しい可能性が待っているような予感がしている。凄く楽しみだサマーレッスン。

via: PlayStation, Twitter

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