15cmと超短ながらもR9 290X比にして3割性能向上

AMDは新たに、約15cmという短いカード長でいながらハイエンドモデルと同等の性能を実現するという新型GPU「Radeon R9 Nano」を発表した。R9 Nanoには先行して発表されていた「R9 Fury X」に搭載されていた”Fiji”チップセットを搭載しているとのこと。

Radeon R9 Nanoの最大の特徴はR9 Fury Xと同一のチップセットを搭載していながらも、大幅に引き下げられたその消費電力だ。R9 Fury Xが275Wの消費電力であったのに対して、R9 Nanoでは約100W引き下げた175Wを実現し、それに伴い動作温度もR9 290Xより20℃低い75℃となっている。

Mini-ITXサイズにまで小型化されたRadeon R9 Nano

Mini-ITXサイズにまで小型化されたRadeon R9 Nano

R9 Nanoは消費電力要件を満たすためにR9 Fury Xに比べてダウンクロックを施しているものの、浮動小数点演算を1秒間に1兆回行うことを表すコンピュータの処理性能を表す単位で換算すると、R9 Fury Xの8.6に対してR9 Nanoでは8.2とカードサイズを考えると驚異的な性能を発揮している。

競合製品との性能比較

Radeon R9 290Xと比較した場合の絶対性能は3割向上、消費電力は3割削減され、競合製品となるGeForce GTX 970 Mini-ITXに対してはゲーム性能が3割向上しているとのこと。

AMDはR9 Nanoの発表に際し、急激に高性能化小型化の進むグラフィックカードとして、「4K画質を楽しむために必要なPCサイズ」の移り変わりを紹介し、R9 Nanoの登場によってついにMini-ITXサイズでも4K画質を楽しめるようになったことをアピールしている。

Radeon R9 Nanoの発売日は2015年9月1日を予定しており、販売価格はアメリカではR9 Fury Xと同じ649ドルだという。

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via: PC Gamer, PC Watch