アメリカ人の平均携帯ゲームプレイ時間が大幅低下

Yahoo傘下のモバイル関連の調査会社Flurryが発表した最新の報告によれば、アメリカの人々が一日に平均して携帯ゲームに費やす時間が、昨年と比べ大幅に短くなっていることが判明した。

Yahoo役員を務めるSimon Khalaf氏がFlurryの公式ブログに投稿した内容によると、現在アメリカ人が一日に携帯ゲームに費やす時間は約33分であり、前年度調査時の約52分に比べて36%減少していることが分かる。この調査ではFlurry利用者の他にも第三者機関と協力してデータを集計したとのこと。

「我々にとって最も予想外の結果は、これほどまでの携帯ゲームの利用時間の低下だ」

Khalaf氏は驚きとともに調査結果を報告し、アメリカでの携帯ゲーム利用時間が急激に低下した理由として3つの理由を掲示している。以下がその3つとなる。

  • エキサイティングな新しいモバイルゲームが登場しなかった。
  • アプリ内での課金アイテム使用によってゲームに時間をかける必要がなくなった。
  • ゲーム実況配信の流行により、自分でプレイせず配信をみるようになった。

自分でプレイするよりゲーム実況を見たい

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Khalaf氏はアメリカにおけるミレニアル世代(1980年代から2000年代前半に生まれた世代)の娯楽は自身がプレイすることよりも、他の人のプレイをみることにシフトしつつあり、その事実が昨今のeSportsの流行に繋がっていると語っている。

実際、ミレニアル世代のモバイル端末を通してYouTubeやeSportsを見ることに費やす一日の平均時間は、昨年の13分から44分と240%もの大幅な増加を示しており、一日のモバイル端末利用時間も平均3時間40分と前年に比べ35%増加している。

この調査結果に対し注意したいのは、平均プレイ時間が減少したからといって携帯ゲーム業界が先細りに陥っている訳ではなく、一人一人のプレイ時間は短くともその母数を増やすことで補ったり、課金アイテムの調整によってまだまだ携帯ゲーム業界は未知数の可能性を秘めているということだ。

とは言ったものの業界レベルではなく個々の企業レベルで見てみると、最近の日本における携帯ゲーム企業の決算からは、開発費の高騰などで競争が激化し企業の体力勝負へと突入する前触れが危惧されている。まだしばらく注視が必要になりそうだ。

主要モバイルゲーム企業の決算まとめ、19社中14社が営業減益となる厳しい状況が浮き彫りに

via: Gamesutra, Flurry