多くのモバイルゲーム企業が非常に厳しい状況に

家庭用ゲーム、PCゲーム、モバイルゲームなど、ゲームと一口に言っても発売されているプラットフォームの種別は多種多様であり、それぞれの業界では異なるゲーム企業たちが市場で活躍している。

各社の2015年4~6月期における決算が出揃った今、モバイルゲーム市場で大きな存在感を放つ主要モバイルゲーム企業19社の決算から、現在のモバイルゲーム市場の情勢を探ってみたい。

ソーシャルゲーム関連ニュースを取り扱う”Social Game Info”によれば、今回の四半期では増収増益の結果を残した企業はわずか5社に留まり、多くの企業が非常に厳しい状況に立たされていることが判明したという。

高騰する開発費用やマーケティングに要する費用の増大が各社に重くのし掛かっているためと見られている。

前期決算時よりも赤字会計企業は増加

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モバイルゲーム業界では相次ぐ新規参入のため競争が急激に激化していることは多くの報道で伝えられているが、前回の1~3月期決算時には赤字会計となっていた企業は7社だったところ、今期決算ではさらに1社赤字の8社となり、競争激化を裏付ける結果となっている。

また、前期に赤字を計上した企業は全て今期でも赤字となっている。

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増収増益ミクシィ、ボルテージ、エイチーム、イグニス、gumi
増収減益ディー・エヌ・エー(DeNA)、クルーズ、モブキャスト、コロプラ、ケイブ、サイバーエージェント
減収増益なし
減収減益アクセルマーク、グリー、KLab、enish、オルトプラス、ガンホー、ドリコム、Aiming

モバイルゲーム開発費用の増加

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上記の図は上場SAP11社分の四半期費用の推移をグラフ化したものだが、時を経るごとに市場から求められる作品のクオリティは上がり続け、開発にかかるコストが上昇を続けていることが見て取れる図となっている。

今後もこの傾向は続いていくと見られ、さらに開発費と広告費は増加し、モバイルゲーム市場では企業同士の体力勝負へと突入することが予想されている。

市場淘汰の未来は来るか

19社中14社が減益となった今回の決算、企業規模に関係なくコスト面の負担が増していることが確認された。

赤字計上企業が全体の半数を占め、赤字を回復できないまま更にその赤字額を拡大している企業が散見される現在の市場では、生き残りをかけた変革が急務であることが浮き彫りとなっている。

via: Social Game Info