大幅な利益増加を果たすKONAMI

2015年4月1日、コナミデジタルエンタテインメントの代表取締役社長に就任した早川英樹氏による体制が敷かれて以降、ゲーマーたちによるKONAMIへの評判は急速に悪化している。有名ゲームクリエイターの突然の退社騒動や開発プロダクションの解体、新作タイトルの開発中止などから同社へのゲーマーの心は急速に離れていっているように思える。

しかしそんなゲーマーたちの想いとは裏腹に、KONAMIが発表した最新の業績からは同社の大幅な利益増が判明した。

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8月6日に発表されたコナミ株式会社の2015年4-6月期における連結業績によると、同社の売上高は512億2百万円(前年同期比105.3%)、営業利益は64億84百万円(前年同期比186.7%)を記録している。いずれも前年の同時期に比べて改善していることが分かる。

さらに、最終的な親会社の所有者に帰属する四半期利益は42億82百万円を記録し、前年同期比259.9%を達成している。

モバイルゲームの波に乗るKONAMIの方針

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テレビゲームなどに関連するデジタルエンタテインメント事業では、2014年12月に配信が開始されたモバイルゲーム「実況パワフルプロ野球」や「ワールドサッカーコレクション」シリーズが堅調な推移を保ったため、前期比増収増益となったという。

代表取締役社長となった早川英樹氏は就任直後のインタビューにおいて「これからの主流はモバイルへと移行する」と語っており、今回のモバイルゲームに強く支えられた数字はその予測を裏付けるかのような結果となっている。

デジタルエンタテインメント事業単体の報告としては、当第1四半期連結累計期間の売上高は238億2千9百万円(前年同期比16.7%増)となり、セグメント利益は64億4千9百万円(前年同期比78.5%増)となっている。

今後の予測

コナミ株式会社のデジタルエンタテインメント事業における今後の見通しとしては、7月時点で1,400万ダウンロードを達成した「実況パワフルプロ野球」や、6月に全世界に向けて配信を開始した「ウイニングイレブン クラブマネージャー」による、さらなる利益貢献を期待しているとのこと。

家庭用ゲームについては、モバイルゲームにおける運営ノウハウを活かした継続運営型ゲームモードを搭載したゲームの開発、アイテム課金による継続的な収益の獲得を目指していくという。

9月には注目作『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』の発売も予定されており、利益貢献が期待されている。

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