マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity5」が無償化

マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」を提供するユニティ・テクノロジーズが3月4日、最新バージョンである統合開発環境「Unity 5」の正式版が公開された。

Unity 5には二つのプランが用意されており、個人もしくは小規模チーム向けの「Unity 5 Personal Edition」とプロ開発者及び企業ユーザー向けの「Unity 5 Professional Edition」を選ぶことが出来る。どちらのエディションを用いてゲーム制作を行った場合も、ロイヤリティ費用は発生しない

二つのプランの違い

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ゲーム制作だけでなくゲームビジネスを支援するサービスや機能が付属する有料の「Unity 5 Professional Edition」と各種機能を備えた無料バージョンの「Unity 5 Personal Edition」の具体的な違いは上記画像の通り。無料版であってもゲームエンジンとしての全ての機能がサポートされている。またUnity 5 Professional Edition向けには月75ドルのサブスクリプションプランも用意されている。

また、無料版である「Unity 5 Personal Edition」の利用条件は従来まで存在したUnity Freeと同様に「直前会計年度の総収益もしくは総予算がUS$100,000以下の個人もしくは小規模チーム」が対象となっている。

Unity 5 Professional Edition と Unity 5 Personal Edition

・プロ開発者および企業ユーザー向けの「Unity 5 Professional Edition」

Unity 5 Profesional Editionは、Unity 5の全機能に加え、プロユーザーおよび企業の皆様がより効率的かつ大規模な開発を行うにあたり必要となる、Unity Cloud Build Pro、Team License、Game Performance Reporting、Asset Store Level 11、Unity Analystics Pro、今後のUnity 5.x βへの特権アクセス権など、様々な開発支援のための機能およびサービスが追加されたバージョンとなります。こちらは従来通り有料の通常ライセンス、もしく月々$75のサブスクリプションでのご提供となります。

・無料の「Unity 5 Personal Edition」

Unity 5 Personal Editionは、従来Unity Freeとして提供されてきたバージョンに、従来のPro向け専用機能の大部分を加えた、新しい無償バージョンです。

Unity 5 で搭載された物理ベースシェーダー、Enlighten、リフレクションプローブ等の多くの新機能の他に、プロファイラー、オクルージョンカリング、レンダーテクスチャ、ポストプロセスによる特殊効果などの、従来はProユーザーのみに公開されてきた機能が含まれています。

Unity 5 Personal Editionは、従来のUnity Freeと同様、直前会計年度の総収益もしくは総予算が US$100,000 以下の個人もしくは小規模チームでご利用いただけます。


なお、Unity 5 Professional Editionは2015年5月1日より194,400円での提供となるとのこと。

「Unreal Engine 4」の無償化に続き、ゲーム業界を席巻する二大ゲーム開発環境が続けざまに無料プランを発表したことは、近年高まりを見せるインディ市場をさらに盛り上げることは間違いなく、今後の両エンジンの推移と市場の動きから目が離せなくなりそうだ。

Unity及びUE両者のビジネスモデルの違いは、Unity 5が無料版とビジネス用機能が追加された有料版の2プラン体制及びロイヤリティなし。Unreal Engine 4では全機能が無償提供される代わりに売り上げが一定額を超えた場合にロイヤリティが発生する点が大きく違っている。

ソース:Unity

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