1,350万円の投資を募った後、失踪

Steam早期アクセスゲーム『The Stomping Land』が販売停止に

恐竜の生きる世界で部族を形成し生活を楽しむ、そんな夢が語られた新作ゲーム『The Stomping Land』の開発状況が思わしくないようだ。114,000ドル(約1,350万円)の投資を得た後、開発チームリーダーとの連絡が途絶えプロジェクトが頓挫していることが内部スタッフによって明かされている。

2013年6月、『The Stomping Land』は華々しくクラウドファンディングに登場し、瞬く間に4,400人の後援者を得て114,000ドルの投資と共に開発がスタートした。その1年後、プロジェクトは試作段階としてSteam早期アクセスにて公開され、更に多くのゲーマーから資金と注目を集めていた。

開発チームを率いるAlex Fundora氏は早期アクセス開始に際して「早期アクセス開始で一段落ついた状態とはいえ、今後も全力で開発を続けていく」とコメントを発表し、ゲームの更なる発展を保証していた。

しかし、その発表を最後に投資を呼びかけたプロジェクトページの更新は途絶。

『The Stomping Land』の現状について同作のリード・アーティストが、現在自身は既にプロジェクトを離脱していることと、チームリーダーであるFundora氏と数週間以上連絡が取れない状態が続いていると暴露した。

本作のモデルデザインを行っていたVlad Konstantino氏は、『The Stomping Land』のフォーラム上にて現状を説明している。

「Fundora氏からの最後の返信が届いてから1ヶ月以上経った。それ以降、彼には5つのメッセージを送信したが、ただのひとつも返信は来ていない。もしかしたら彼には、私だけでなくユーザーコミュニティ全てに連絡を取れない事情があるのかもしれないが、それは私にとって言い訳にはならない。

彼は私にゲーム制作のため借金をしている状態で失踪しており、彼と連絡がつかないため、現在私が自身のお金をもって関係スタッフへと賃金を支払わなければならない状態にある。これ以上彼と連絡がつかない場合は、私はプロジェクトからの離脱と共に、損失分を補うためにモデルデータを売り払うなどの措置をとらなければならない」

海外メディア「PC Gamer」の報道によればKonstantino氏は既に全く別のプロジェクトへ参加しているとのこと。

90ドル以上もの投資を行ったユーザーが、この詐欺的問題を投資募集元のKickstarterに報告したところ、同社からは謝罪の言葉以外の対応は無かったという。Kickstarterが今後どのような措置をとるのか、またはとらないのかは不明。

Steam早期アクセスでは未だに『The Stomping Land』の販売が続けられており、最も評価の高いレビューには「開発者失踪、買うな」と書かれている。

ソース:GameSpot, PC Gamer, 公式サイト, Kickstarter