台湾発のヴィジュアルノベル『雨港基隆』

1945年、第二次世界大戦終結後の日本と中国の間で、混乱に包まれた台湾を舞台とした、これまで台湾においてタブーとされてきた政治問題に焦点を当てたヴィジュアルノベルThe Rainy Port Keelung-雨港基隆Steam Greenlightを通過し、Steamにて販売される運びとなった。

キャッチコピーは「彼女と共に『今』を生きるアドベンチャーノベル」

台湾生まれの開発スタジオErotes Studioが描く本作では、日本が台湾から去り、台湾と中国一部の兵士の間で発生した歴史的な悲劇「二・二八事件」を描くとのこと。

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台湾では多くの物事が政治的理由からタブーとされてきました。私たちはそのような状況を変えたくて、このゲームの開発に取り組みました。恐れるまま何も議論できないのではなく、誰もが自由に議論できるようにしたいのです。

Erotes Studioは、なぜアドベンチャーゲームとして制作したのかとの問いに「ストーリー性の強いメディアであり、且つその表現がとても華やかだから」と語り、今なお台湾に事件の面影を残す基隆港を舞台にしたと語っている。

なぜタブー問題に踏み込むのかとの質問には「私たちが政治的問題に踏み込むことで、民族感情の分裂を目論んでいるのかと疑う人もいるでしょう。しかし違います。二・二八事件では全ての人が被害者でした。加害者であった一方で、また被害者でもあったのです。文化と文化の衝突であり、期待していたものと現実との落差に生じた問題だった」とした上で、歴史の中から人々が忘れてしまった事実を見つけ出すことができるのではないかと、思いを伝えた。


1945年10月
後に大東亜戦争と呼ばれた第二次世界大戦が終わりを迎え台湾は日本の統治下から解放された。
民衆は皆、基隆港で中国国民政府の到来を待ち望んでいた…

かつて日本本土へ進学した台湾の青年李肇維(り ちょうい)
彼は、幼馴染の張暁瑜(ちょう ぎょうゆ)と共に基隆にある茶屋で働いていた。
寮に帰れば弟の李元徳(り げんとく)親友の王太吉(おう たいきち)寮母の林明香(はやし あすか)と共に平凡な日常を暮らしていた。

彼は…
平凡な毎日が続けばいいと思っていた…

そして…
国民政府軍隊と共に基隆港に来たのは、おてんば少女の陳鈺(ちん ぎょく)だった。

肇維は、彼女の好奇心によって
日本からの台湾そして中国へと変わるその真意を知っていく事になる。
過去・現在・未来
全ての思いが交差する時…

肇維達は…
1947年2月のあの日を目指し歩いて行くのだった。

この物語は、全ての傷跡と人間の物語である。

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ソース:公式サイト, OneAngryGamer, でっていう台湾, Steam Greenlight