
物理媒体のゲーム売上高が過去24年内で最低に
日本におけるビデオゲーム業界は成熟しきり、これ以上の成長は見込めないのだろうか、2014年の国内統計情報が発表され話題になっている。ファミ通が公開した2014年度の日本国内における各ゲームハードの売上統計情報によれば、ゲーム・ディスクとハードウェアの売上額が過去24年間で最低額を記録している。
公開された統計情報では、デジタル販売の売上比率などが含まれていないために、一概に日本におけるゲーム業界の規模がどう変化したかについて結論することは出来ない。事実として、NPDが公開した市場動向報告ではデジタル販売がパッケージ販売の規模を上回りつつあることが報告されている。市場分析を専門に行うEEDARは、2018年にはゲーム販売のおよそ半分がデジタル販売になると予想している。

日本におけるデジタル販売の規模がどうであったにせよ、ハードウェアに関する売り上げから明らかなのは、日本は他国に比べPlayStation 4やXbox Oneといった次世代コンソールにあまり関心が無いという点だ。
2014年の日本のハードウェア売り上げは約1,421億円、この金額は2004年以降最低だという。
日本における2014年の各ハードウェア販売台数は以下の通り。
- PlayStation 4 – 925,570台
- PlayStation3 – 450,034台
- Xbox One – 45,958台
- WiiU – 604,856台
- PlayStation Vita – 1,147,936台
- Nintendo 3DS – 3,153,045台
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ソース:GameSpot, ファミ通
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