Steam早期アクセス問題に対し、Valveがようやく対策を開始

ユーザーにとっては開発途中のゲームをプレイすることが出来、開発者にとっては開発が終了するまでの無収入期間をなくし、さらにユーザーからのフィードバックを得ることの出来る早期アクセスシステム

ゲーム制作のあるべき形として、Steamに導入されたこの早期アクセスですが、ゲームが1年半以上もの期間完成しない開発者が音信不通になるなど、さまざまな問題が最近では指摘され問題視されています。

この問題に対して、今までほとんど不介入と言ってもよかったSteamを管理するValveがついに対策に乗り出したようです。

開発者に対する規則を強化

Valveは開発者に対し、批判されていたシステムの不透明さと誠実さを改善するよう、規約とガイドラインを改定しました。

  1. 「Steam早期アクセス作品であること」、「現在の状態」を販売している全ての販売サイトにて明示すること。
    「我々は、顧客がSteam早期アクセス対象作品を購入する際、どのような状態にある作品を購入しようとしているのか、把握できるよう全力を尽くします」、多くの販売サイトにて、正式リリースがされているのか分からない状態で販売されている現状を改善する必要があります。

  2. 将来についての特定の約束をしないこと。
    「たとえば、ゲームがいつ完成するかなどについて、将来的に計画にどのような変更が生じるか保障が出来ないため約束をしないでください」、顧客に対しあなたのゲームの将来に賭けさせることはしないでください。確定していない未来の姿ではなく、現在の状態に対して投資してもらう必要があります。

  3. Steam早期アクセス作品は、Steamを通して顧客が利用できる必要があります。
    Steam早期アクセスを利用している場合、ValveではいずれSteamストアにて販売する予定があると判断しています。作品が正式リリースされる際、他の外部販売サイトよりもSteam上での販売が遅れることが決してないようにしてください。

  4. Steam顧客に不当な要求をしないでください。
    Steamの顧客がSteam早期アクセスに払う代償が、他のどの外部サービスよりも大きくならないようにしてください。

今回の改定はSteam早期アクセス作品が頓挫する可能性を減らすことと、早期アクセスが単なる資金調達の手段とバグテストの場となってしまうことを防ぐためとのこと。

Valveは開発者に対し「もし早期アクセスを、開発を続けるため特定の数売ることを期待しているならば、期待通りの購入がされなかった場合、その事実があなたたちのチームに意味することを慎重に考える必要があります」と伝え、「仮に売り上げがなかったとしても、そのゲームを開発し続ける気があるのか」、早期アクセスの本来の目的とゲーム制作に対する考え方を問うています。

今後早期アクセスが抱える問題がどうなっていくのか、まだまだ注目が必要です。

via:gameinformer