『Oddworld』クリエーターが指摘する大手パブリッシャーの問題点「大手の奴隷にはなりたくなかった」
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アクション・アドベンチャー『Oddworld: Abe’s Oddysee』は、批評家に高く評価され、熱心なファンも生み出すカルト・ヒットとなり、幾つかの続編も発売されたが、開発元の共同設立者Lorne Lanning氏はゲーム業界を離れるという決断を下した。

そんなLanning氏が、当時業界を離れる決断を下した理由を明かしている。

Lorne Lanning: 条件にウンザリしたということだ。当時の状況にもね。状況というのはつまり、大金のかかる大作を作ろうとして、パブリッシャーから資金提供を受けたら、その時点で会社を手放したのと同じことなんだ。

ゲームの開発費は高騰しているが、ゲーム自体の値段に変化はないだろう?しかし、開発費は何百万ドルも高騰した。すると、チームの規模を拡大したりしなければならなくなっていったんだ。開発費が高騰するのと比例して、デベロッパーの扱いは悪化していった。

私が予期していなかったのは、IPを所有できないと分かると、大手パブリッシャーは一切手を出したがらなくなるという点だ。1500万ドルの開発費を投資してもらいたければ、買収契約にサインしなければならない――ゲームが成功した場合はスタジオを買い取ることができるという契約だ。パブリッシャー側はその投資額の影響力を行使する。

私に言わせれば、「そんなことのためにゲームを作り始めたわけじゃない」という感じだ。そういう関係性には興味はないし、極めて不公平だと思っている。それに、ゲーム業界や開発コミュニティ、そして消費者にとっても良いことだとは思わない。他に選択肢がないなら抜けた方がマシだよ。

理由はどうあれ、魅力が失われてしまったんだ。ゲームを作りたくなくなったわけではなく、奴隷になるのを拒否しただけだ。デベロッパーの代わりに大金を儲けている連中の奴隷にはね。Infinity Wardに起きたことを見れば分かるだろう。彼らが作ったゲームは莫大な利益を生んだにもかかわらず、僅かな報酬を貰うために裁判を起こさなければならなかった。

人気作になったIPを大手が買収して、その後クズみたいな続編を連発してつぶしたことあるしね。
根本的に、よりよいゲームを生み出す環境を作って長期的に業界全体が潤うようにするのではなく、
企業ごとが短期的に自社だけが儲けられれば良いという考えで動くから、こうなってるんだと思う。

解決は難しそうだ。