Kingstonの詐欺行為が暴かれる

私のようにPCパーツをAmazonやカカクコムなどの通販サイトにて購入する人は、そこに書かれているレビューを少なからず読んでから購入を決定しているだろう。

それには、そこに書かれているレビューに対して一定の信用を置いているからに他ならないわけだが、そのレビューが書かれた後に人知れず製品の中身が粗悪品に取り換えられているなどとはきっと夢にも思ってないはずだ。

そんなユーザーからの信頼を裏切る詐欺的行為が、一部のメーカー製品にて確認されている。

Gigazineによれば一部のPCパーツメーカーは、新製品をより多く売るためにレビュー記事が多数投稿される発売直後には高性能な部品を使用し、高評価なレビューが投稿された後にはハードウェアの部品を性能の劣った安物に変更していることが判明したという。

リリース直後だけ高性能パーツを使用

調査結果を報告したExtremeTechによると、コストパフォーマンスの良いSSDを販売していると評価の良かったKingston社が、高評価のレビューを獲得したのちにSSDの部品を安物に変更する手口を採用していたことを暴いている。

その卑劣な手口が確認されたSSDはKingstonの提供する「V300」シリーズで、発売直後から性能の高さに対して破格であると評価されていた人気モデルだ。しかしNordichardwareが行った性能評価試験では、内部パーツが変更されたV300は前モデルのV200よりも性能が劣っていることが確認された。NANDメモリの変更によって性能が劣化していることが明らかだと結論付けられている。

報告によれば、V300は発売直後には高速なデータ転送が可能な同期型NANDメモリを採用していたが、高評価なレビューによって売れ行きが伸びた後、密かに転送速度の劣る非同期型のNANDメモリに変更していたとのこと。

PNYも発表とは違う部品の使用が発覚

Kingstonと同様の手口はPNYの製品でも行われており、PNYは自社製SSD「Optima」にてSandForce製コントローラを採用していると発表していたが、実際には異なるコントローラを採用していた。

PNYが発表とは異なるコントローラを採用していることに気が付いた一部のユーザーがPNYに問い合わせたところ、「弊社ではお客様に最善のソリューションを提供するため複数のコントローラを採用しています」との回答が得られたが、SnadForce製コントローラよりも低い性能であり「最善のソリューション」とは程遠い結果だったという。

このようなメーカーによる卑劣な行為は断じて許してはならない。

Kingstonがパーツを粗悪品に変更して得た利益よりも、その行為が発覚したことによるコストが大きくならない限り、同じ行為をするメーカーは増え続けるだろう。