ベルギーで『Overwatch』が賭博認定、RMTではなくランダム制販売自体が問題視

もん

ランダム制自体が問題視されたベルギー

ゲーム業界を席巻した”ルートボックス”に厳しい決定が相次いでいる。

先週、オランダでは賭博当局がルートボックスについて同国で運用されるBetter Gaming法に違反しているとの判断を下した。

違反と指摘されたのはゲーム外のマーケットで換金可能な仕組みがあるタイトルで、具体的な違反タイトルは明示されなかったものの『PlayerUnknown’s Battlegrounds』や『Dota 2』などが該当すると見られている。

そしてそれに続き、ベルギーではより強烈な決定がなされている。

トレジャー・ボックス – Overwatch

Overwatchまでもが賭博認定

ベルギーの賭博当局では『Overwatch』や『FIFA 18』などを名指しして賭博法違反である旨を通知している。この決定は実にインパクトのある決定といえる。

これまでの他国でのルートボックスに対する判断では、ルートボックスで得られるアイテムがゲームでの勝敗を左右するなど支払った金額によってプレイヤー間で明確な有利さが生まれるか、RMTを含む換金性が存在するかどうかが賭博としての認定を分けていた。

しかし今回ベルギーが賭博法違反を指摘したOverwatchでは、ゲーム内のキャラクター性能に影響を与えず、換金マーケットも存在しないスキン系ルートボックスのみを提供していた。

パブリッシャーは今後ルートボックスの仕組みについて改善がされなければ、最高5年の懲役と80万ユーロの罰金が勧告されている。

換金性のないルートボックスまで違反認定

ベルギーが今回下した判断から見えることは、これまでとは違いランダム性があるものを販売しているかどうか、プレイヤーに利益もしくは損失に繋がるかどうか、が判断を左右する基準となるということだ。

Overwatchが実装するルートボックスの仕組みは他の大手パブリッシャーが大炎上する中でも比較的行為的に受け止められてきたルートボックスであった。しかしそれさえも違法であれば、今後はほぼすべてのゲームに搭載されているルートボックスが違法と認定されることになるだろう。

オランダでの決定ではパブリッシャーに改善命令が8週間の猶予付きで出されているが、ベルギーでは現在のところ猶予期限などは明示されていないようだ。

ドイツでは世界初となるゲーム内アイテムの取引市場がドイツ取引所にて設立される報道がなされ、イギリスではルートボックスに対し賭博ではないとする判断を下し、フランスでは調査が開始

最新の調査ではルートボックスは今後2022年までに500億円を稼ぎ出す試算が行われていた。

Read Next...