「ゲームのほんとうの楽しさをなくしてしまう」と明言していたガチャ課金を任天堂が導入

もん

ガチャの誘惑にあらがえないか

任天堂さえガチャの誘惑は避けられないようだ。

iOS/Android向けに配信されている『どうぶつの森 ポケットキャンプ』にて、4月17日より遂にゲーム内課金ガチャ要素が実装された。任天堂がガチャ要素を実装したタイトルは本作が初なわけではなく、2017年2月にサービスを開始した『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が任天堂にとってガチャ課金解禁となる。

本作におけるガチャ要素はゲーム内では「フォーチュンクッキー」と呼ばれる仕組み。消費することで家具や衣服を入手できるアイテムを、リーフチケットと呼ばれる課金アイテムで交換することが出来る。

かつての宣言を捨て去った任天堂

現実の金品と引き換えにゲームの中のめずらしいアイテムを交換することは、ゲームのほんとうの楽しさをなくしてしまうんだよ、ダワニ。

おいでよ どうぶつの森

任天堂の着実なガチャ課金の推進には、過去のシリーズ作品『おいでよ どうぶつの森』において、公式サイトでは現実のお金と引き換えにアイテムを得る行為について「ゲームのほんとうの楽しさをなくしてしまう」と明言していた点を思えば時代の変化を感じずにはいられない。

「構造的に射幸心を煽り、高額課金を誘発するガチャ課金型のビジネスは、仮に一時的に高い収益性が得られたとしても、お客様との関係が長続きするとは考えていないので、今後とも行うつもりはまったくない」ということです。

任天堂株式会社 社長 岩田聡

ガチャ課金が世間でも問題視されていた2012年4月、当時の社長である岩田聡氏は任天堂の今後の展望を語り、ガチャ課金型のビジネスモデルを否定する方針を打ち出していた。

しかしどうやら、この基本原則を任天堂は捨て去る気になったようだ。そうであるからには任天堂には、ガチャ課金で上げた収益を更なるIPの育成と創出に還元してもらいたいところか。