
モンハン新作に課金箱は実装されない
『モンスターハンター:ワールド』に課金箱が実装されない理由とは。
カプコンの”モンハン”シリーズ新作『モンスターハンター:ワールド』(Monster Hunter: World)では、以前にも最近ゲーム業界で問題視されているゲーム内課金のルートボックスを実装しないことが伝えられていたが、改めてその旨が明かされている。
PC Gamerによれば、モンスターハンター:ワールドでは素材や武器やその他を含むようなルートボックス、ゲーム内課金を実装しないことが海外メディアとのインタビューにて伝えられた。
実装しない理由とは
シリーズプロデューサーの辻本良三氏はその理由について、ルートボックスが批判を浴びているからそれを避けるために実装しないわけではない、としている。
「4人のプレイヤー間で協調し連帯感を味わえることが醍醐味」だと語る辻本氏は、モンスターを狩った結果として誰かが課金をしたことで人よりいい武器を入手する状況などがあれば、その醍醐味を阻害してしまうとの考えを伝えている。
モンスターハンターにそれ(ゲーム内課金による優劣)は望んでいない。何らかの上等なアイテムをランダムに入手できるような仕組みを導入するような計画は全く存在していない。課金することでゲームプレイに影響を与える要素は無い。
PC Gamer
以前にも狩りに伴う満足感を得ることを大事にしたいため、経験をスキップしてしまうような選択肢は取りたくないという考えを示した辻本氏。現在もその考えは変わっていないようだ。
外見アイテムのルートボックスは存在?
しかし今回明示されなかったものの、モンスターハンター:ワールドではゲームプレイに影響を与えない範囲に限ってはゲーム内課金を実装する可能性が浮上している。
辻本氏はゲームプレイに影響を与えない、つまりキャラクターなどの見た目のみに影響するようなコスメティック系の分野に関しては計画の有無について触れていない。
解釈によっては十分コスメティック系ルートボックスの存在を予期させるコメントが行われているものの、ひとまず問題視されているゲームプレイに影響を与えるルートボックスは否定されているので安心といったところだろうか。
『モンスターハンター:ワールド』はPS4向けに1月26日に発売。PC版については海外でのみアナウンスされている。