「ゲーマーは不当な請求をされておらず、むしろ割安」、ゲーム価格の上昇余地は大いにある

Star Wars Battlefront IIの炎上は一部の過剰反応によるもの。

経済界から見たゲーム内課金論争

ゲームがゲーマーに対して要求する金額は安すぎる。

ゲーム業界は消費者に熱狂と興奮をもたらすものだが、それを真逆の性質であるビジネスとして俯瞰してみよう。ファイナンシャル・アナリストの視点から見れば、ゲームが消費者に請求する金額はまだまだ安すぎるようだ。

先週発売されたElectronic Artsの『Star Wars Battlefront II』は、消費者に貪欲なまでのゲーム内課金要素を実装しているとして大炎上に追いやられている。

しかしながら当のElectronic Artsは投資家向けに「課金要素の一時停止が同社の今年度収益計画に大きな影響を与えることは無い」と明言している。KeyBanc Capital Marketsのアナリスト、Evan Wingrenはこの説明に賛同だ。

EAの株価下落は一時的との予測

EA株価 – 週足2017/11/23時点

PC Gamerによれば、Electronic Artsの株価はここ1カ月で下落傾向にあるが、Star Wars Battlefront IIに関連する一連の炎上騒動や株価の落ち込みは「過剰反応」であるとWingrenは伝えている。

「Star Wars Battlefront IIのような課金要素を実装している企業、Electronic ArtsやTake-TwoやActivision Blizzardの株を購入することに否定的な意見があることは承知している。確かにElectronic ArtsのStar Wars Battlefront IIのローンチは成功とは言い難い。しかし我々はゲーム内課金の一時停止は短期的なリスクにとどまると考えている」とWingrenは語る。

ゲーム価格は安すぎる

ゲーマーへの請求金額はまだ安すぎる。現在の炎上騒動はElectronic Arts、スター・ウォーズ、Reddit、ゲーム内課金を嫌うジャーナリスト達による過剰反応で引き起こされた恐慌だ。

CNBC

WingrenはElectronic Artsの株価の落ち込みは一時的であり、現在は押し目買いのチャンスであると考えている。つまり、長期的な視点では企業にとって障害ではないと見ている。

また同時にWingrenは現在のゲームという媒体が、極めて格安で消費者に提供されていると考えているようだ。ゲーム本編に60ドル、毎月ルートボックスに20ドル。Star Wars Battlefront IIを1年間に毎日2.5時間遊ぶとすると、1時間当たりの価格は40セントになる。1時間当たり3ドルの映画と比較すれば破格だ。

「1時間当たりのコストで比較をした場合、最もエンターテインメント媒体の中でゲームが安価な媒体だ。ゲームパブリッシャーはゲーマーに割安でゲームを提供している状態であり、価格の引き上げ余地があるはずだ」