フランス元老院議員がルートボックスへの懸念を賭博当局へ通達

ルートボックスとpay-to-win問題。

フランスでも賭博当局への働きかけが開始

法整備担当を悩ませるルートボックスという課金スキーム。

その登場以来、問題とされ続けてはいたものの遂に『Star Wars Battlefront II』が大きな炎上となって可視化され始めたゲーム内課金へ対する規制論争。しかし実際に規制の方法を考えると頭を悩ませる問題だ。

先日、フランス元老院(上院に相当)の議員であるJerome DurainがStar Wars Battlefront IIが騒動となっている事態を受けて、フランスのオンライン賭博当局ARJELへレポートを送付したことがGameSpotより報道されている。

良いルートボックスと悪いルートボックス

Durainが送付したレポートの内容は、ゲーム業界が絶えず進化を続けており、その中でStar Wars Battlefront IIで問題視されたようなルートボックスやマイクロトランザクション要素(ゲーム内課金)が増加していること懸念するというものだ。そしてそれらの要素が「有害な」影響を及ぼす可能性があるとも指摘している。

しかしDurainはルートボックスなどを全て危険視しているわけではない。『Overwatch』に代表されるような中身がゲーム内での成績に影響しない、スキンなどのみのものであれば、通常は受け入れられており規制を推奨していない。問題はpay-to-winな内容のものだ。

しかし実際にはどちらもルートボックスという課金スキームに該当している。

ギャンブルであれば消費者保護が必要

Star Wars Battlefront IIが炎上したのは、同作のルートボックスがpay-to-winタイプであると判断されたためだ。Durainはこの場合は一定の消費者保護を行うべきだと主張している。

中国では既に他国に先んじてこの分野への規制その他を進めて、ルートボックスの内容及びその出現率の開示を義務付けている。ベルギーの賭博委員会も先日調査を開始している。

Durainは既に同国のデジタル担当大臣、ゲーム関連団体、eSports関連組織、主要政党ともこの件を共有していると伝えており、フランスでの何らかの結論を出す方向に動くことを期待していると述べた。