『モンスターハンター:ワールド』に課金箱は実装されない

アイテム報酬についてのゲームメカニックが語られた。

モンハン新作での課金要素の考え方

モンスターハンター:ワールド』にゲーム内課金のルートボックスは存在しないようだ。

批判の要因とも収益化の要因ともなりうるゲーム内課金は、最近のゲーム業界では多くの注目を集めるものとなっているが、本作においては不要との考えが示された。

カプコンのモンハンシリーズ最新作『モンスターハンター:ワールド』(Monster Hunter: World)について、海外メディアとの間で行われたインタビューにて、シリーズプロデューサーの辻本良三氏とディレクターの徳田優也氏が回答している。

予想された課金体系

昨今のゲーム内課金は、あまりプレイ時間を割くことが出来ないユーザーがお金を支払うことで足りないプレイ時間を補てんする為として実装される傾向がある。ある意味でプレイヤー間の差を無くすための措置とも語られることがある。

モンスターハンターシリーズは、伝統的にモンスターを倒すことで入手できるレアな部位を入手するためプレイヤーが反復的に同じクエストに挑戦するゲームスタイルの作品だ。

このため新作では例えばプレイヤーがレアな部位を入手できる確率を上げることが出来るだとか、レアな部位を含むルートボックスを入手するための課金要素が組み入れられることが予想されていた。

ゲーム内課金でプレイの醍醐味を薄めたくない

しかし、辻本氏によれば「モンスターハンターは既に無作為化されたアイテム報酬のギミックは仕掛けた後だと考えている」と答えている。シリーズでは既にモンスターを倒すたびに何が出るのか分からない、ドキドキ間にも似た醍醐味が既に作品には備わっているとの見解を示している。

ゲーム内課金によってアイテム報酬という体験を組み込まなくとも、シリーズは既にそれがゲームプレイの中核として実現できており、ゲーム内課金として取り入れる必要を感じないと伝えた。

プレイ時間の短縮としてのゲーム内課金についても、狩りに伴う満足感を得ることを大事にしたいため、経験をスキップしてしまうような選択肢は取りたくないという考えを示している。

徳田氏も同様にモンスターハンターシリーズにおけるゲーム内課金には否定的な見解。「アイテムの強さがゲームの進行度のカギとはならない」と答えている。

シリーズの根源は、プレイヤーが狩猟を重ねるうちにスキルをどのように磨き上げていくことにある。その過程でよい報酬を得ることが出来るが(ゲーム内課金によって)スキルの上達を伴わないのに、ただ単にアイテムの入手を増やすだけではプレイヤーの満足度を上げることにはつながらないだろう。

GameSpot