
Mass Effectが発売10日でクラックされる
ゲーム業界はまたしてもクラッカー強者の時代に突入したようだ。
2017年3月23日に発売された『Mass Effect: Andromeda』が、発売からわずか10日でクラックされ海賊版に対して無防備となったことがDSOGにて報告されている。同作はDRMプロテクト製品”Denuvo”を搭載していた。
2016年1月、それまでゲームのプロテクトを破った違法な海賊版を生み出すことで知られていた中国のクラッキンググループの3DM創設者は「2年後には無料でゲームをプレイすることはできなくなる」と語っていた。
ハッカー優勢の対海賊戦
一時は大手クラッキンググループに引退を考えさせるほどの堅牢さを示したDenuvoだが、最近では僅か数日でクラッキングを達成されてしまうなどパブリッシャーとハッカー集団の戦いは大きくハッカーが優勢のようだ。
なお、Mass Effect: Andromedaが10日でクラッキングされた記録は「最速」の記録ではない。現在のところ、Denuvo搭載作品の中で最も早くクラッキングされたのは『バイオハザード 7』(Resident Evil 7)の発売後5日だそうだ。
Mass Effect: Andromedaが最新バージョンのDenuvoを利用していたのかは不明だが、2017年4月26日リリース予定の『Sniper: Ghost Warrior 3』では最新バージョンのDenuvoが搭載されるとのことで、そういった意味での戦いにも注目される局面となりそうだ。
余談だがMass Effect: Andromedaの日本向けの発売は予定されていない。Electronic Artsが正式にそう伝えている。
Read Next...