SteamがVPN接続の解禁を検討中

Gabe Newellが「現在検討している」と回答している。

SteamがVPN接続の使用解禁を検討中

SteamがVPNの利用解禁を検討していることが判明した。

VPN、大きなメリットの一つに接続元の情報を隠せる点を挙げられるインターネット接続の一種について、これまでSteamではVPNを使用したサービスの利用を固く禁じてきた。

しかしあるユーザーが、VPNの使用を解禁するようSteam運営元のValve設立者Gabe Newellに問い合わせたところ「現在検討している」との回答を得たことが報告された。

これは先日アメリカ合衆国上院にて、「インターネットサービスプロバイダはユーザーの同意なしにブラウジング履歴を広告主に売ってはならない」とするプライバシールールを破棄する法案が可決されたことに起因している。

Steamではこの法案により、自身のブラウジング履歴が販売されることを防ぐためにVPNを利用したがっているユーザーの要望を受け入れるか検討している状態だ。

問い合わせメールの内容

我々はこのことについて現在検討中だ。

—–Original Message—– From: Me Sent: Tuesday, March 28, 2017 11:08 PM To: Gabe Newell gaben@valvesoftware.com Subject: 政府が連邦通信委員会のインターネットプライバシーを撤廃したため、ValveのVPNへのスタンスを変えられませんか?

Gabe,

まずは時間を割いてくれてありがとう。先日、政府がISPが利用者のブラウジング履歴を合法的に販売できるようにしたことで、多くの人々は現在プライバシーを守るためにVPNを利用したいと考えている。しかしここで悩みの種の一つとなるのがValveのVPNに対するスタンスだ。VPNを禁止する理由として、他のゲームの販売価格が安い国からゲームを購入する人々への措置だということは理解しているが、国内VPNを利用可能とするようポリシーを変更はできないだろうか?

プライバシー保護か利益の防衛か

報告を行ったユーザーのStandingCowは、Newellからの返信文を掲載しヘッダ情報などを証拠として提出している。

StandingCowは今回の問い合わせで解禁してほしい利用用途に国内VPNを挙げたものの、VPN接続を行った場合に利用者が本当はどの国から接続しているのかを見極めることは非常に難しい。

つまりプライバシーを守るためではなく、ただ単に自国よりも物価の安い国でゲームを買い漁りたがっているユーザーとそうでないものを判別することは難しい。

正式な回答としてValveが方針を変更するかは定かではないものの、このポリシーの行方はValveがプライバシー保護を訴えるユーザーと悪用するユーザーのどちらを選択するのかという点で注視する価値がある案件だと言えるだろう。