Ubisoftが『For Honor』の多すぎるアンロック要素について、元からコンプリートを想定していないと説明

「我々はプレイヤーが全てのゲーム内要素をアンロックすることは意図していない」

全要素のアンロックは想定外の遊び方

『For Honor』の多すぎるマイクロトランザクション要素についてUbisoftが反応した。

先日DAMONGEでも伝えたように、現在『For Honor』に実装された余りに多くのマイクロトランザクション要素の量が議論の対象となっている。

有志が計算したところ全ての要素を解除するためには約8万円の課金を行うか、2年半以上もの期間ゲームをプレイし続ける必要があると判明したことから、あまりにお金がかかり過ぎると指摘を受けたためだ。

この議論について、For Honorのディレクターを務めたDamien Kiekenがコメントを行い、プレイヤーがこれらのマイクロトランザクション要素をすべて解除するようには初めから設計していないと語った。PC Gamerが伝えている。

我々はプレイヤーが全てのゲーム内要素をアンロックすることは意図していない。

我々はPvPを行う格闘ゲームに、RPGが用いるメカニクスを持ち込んだのだ。World of WarcraftのようなRPGにおいて、プレイヤーは全てのキャラクター向けのアイテムを全てコンプリートしようとは考えないだろう。他のMOBAタイトルでも同じことが言えるはずだ。

Kiekenは、開発側の意図としてはプレイヤーは1-3程度のキャラクターに絞ってFor Honorをプレイすることを想定しており、ゲームを遊びつくした後のエンドコンテンツとしていくらかアンロック要素を楽しむというスタイルを想定していたと語っている。

つまり、元々全ての要素をアンロックする遊び方は想定外であり、全てをアンロックしようと思うと膨大なお金か時間が消費されることは問題として考えていなかったのだと。

開発側とプレイヤー側の認識の溝

ここに開発側の考えと、マイクロトランザクション要素を嫌うプレイヤー側の考えの間に存在する溝が見える。

開発側のKiekenとしてはキャラクター性能に関わるアイテムがアンロックの主要な対象となっているわけではないことから、全てをアンロックできないことが問題だとは考えていない。

しかし、議論のきっかけとなった有志ユーザーのbystander007などは、そもそもフルプライスの買い切りタイトルとして販売されているFor Honorにおいて、ゲームの対価を支払っているにもかかわらず、追加の費用を投じなければ全ての要素をコンプリートできない状況自体に異議を唱えている。

互いの交流が解決への一歩だが、道のりは険しい

どちらが正しいとは一概にいうことは出来ないものの、どちらの言い分にも筋が通っているだろう。そうなると最後に必要なのは開発側とプレイヤー側の折り合いだ。

今回、UbisoftのDamien Kiekenが一フォーラムで発生したに過ぎない議論を拾い上げ、開発側の考えを表明したことはこの折り合いに向けた一歩としていくことが出来るだろう。

ただ、海外フォーラムでのUbisoftに対する風当たりは基本的にはかなり強い。VG247が伝えるように「最悪のゲーム会社」などと呼ばれることもあり、まだまだコミュニティとUbisoftが打ち解けるには時間がかかりそうではある。