DNAを利用したデータ保存技術の論文が公開、1gで214,000TBを記録可能

実験では2MBのデータを記録するために7,000ドル(約80万円)が掛かった。

DNAストレージ技術「DNA Fountain」

DNAを利用したストレージはなストレージだという。

コロンビア大学とNew York Genome Centerが共同で行った研究にて、DNAを構成するヌクレオチドを利用して、コンピューターのOSやショート映画を高い信頼度で記録可能であることを実証した。コロンビア大学が発表している。

研究メンバーのYaniv Erlichは「DNAはカセットテープやCDのような経年劣化をしない」と語っている。

DNAストレージはA/T/G/Cの4種類のヌクレオチドに対して、0と1で構成したバイナリフコードをマッピングして作成された。PC Watchによれば実験では約2.15MBのデータを記録し、エラーなくそれを読み取ることが出来たという。

この実験はDNAをストレージとして、理論値の86%に達する高効率での記録を実現した。このスケールを拡大すると、理論上は1gで214,000TBを記録可能な見込みだという。

ただこのDNAストレージにはコストの膨大さが大きな価格として挙げられており、この実験では2MBのデータを記録するために7,000ドル(約80万円)が掛かったとのこと。

この課題についてはカリフォルニア大学ロサンゼルス校のSri Kosuri教授は「投資家はこの技術のコストを下げるために膨大な投資を惜しまないはずだ」と見解を示しており、いずれは安価な技術となるとしている。