グロテスク版『バイオハザード7』でさえも表現規制が入っており、ユーザーからは不満の声が噴出している

グロテスク版を購入した多くのユーザーは、よりオリジナルに近い表現規制の少ないバージョンを期待していたものの、その期待は裏切られている。

国内版の表現規制に苦情が殺到

バイオハザード7の国内版と海外版を比較した場合、強い表現規制が評価を押し下げてしまっている。

バイオハザード7 レジデント イービル』のゲーム自体の評価は、国内外において良質なホラーであると見解が一致している。しかし国ごとの表現規制を考慮するとそうはいかないようだ。

日本国内でバイオハザード7は通常版とグロテスク版の2種類が発売されている。Steam Databaseを見ればわかるように、この処置は日本限定だ。海外向けには表現の度合いによるバージョン違いは販売されていない。

日本からグロテスク版を購入した多くのユーザーは、よりオリジナルに近い表現規制の少ないバージョンを期待していたものの、その期待は裏切られている。

あくまでもCEROが許すグロテスク表現

グロテスク版はCEROレーティングZ相当の「より激しい暴力表現」と、通常版との差をアピールしているものの、海外版と比較するとそれでも強烈な表現規制版であるようだ。

グロテスク版の「最も参考となったレビュー」の上位10件中の8件(記事執筆時点)が「おすすめしません」の評価となっており、上位9件が本作の表現規制について苦言を呈している状況だ。

レビューに記載された日本版独自の表現規制の例

  • 欠損表現の切断面部分が黒く塗りつぶされている
  • 頭部切断シーンで切断されない
  • 頭部を銃撃した際に内臓が露出しない

オリジナル版から強引に表現規制を施した結果、ゲーム内での映像シーンにも齟齬が発生しているとの指摘もある。

頭部が切断されるシーンでは、凶器が完全に貫通した描写となっているが、日本版では切断できないために「オブジェクト同士が貫通しあう3Dゲームのバグみたいな画面」となっているとのこと。

オリジナル表現を求めてグロテスク版の購入を検討していた場合は、よく吟味して購入した方が良いだろう。

Steamストア上で本作はCEROレーティング審査を通過した作品としてZ指定が与えられている。

以前CEROが内情を語ったように、CEROの禁止表現は「社会の健全なる倫理水準」から策定された基準となっており、この禁止表現の中には法律の許す表現が含まれるケースがあると明言されている。

本作がCERO基準に収まるように表現規制が加えられたのだとすれば、日本以外の地域向けには社会の健全なる倫理水準を逸脱するような内容で販売していくメーカーの姿勢は矛盾以外の何物でもない上、正直に言っていい迷惑だ。

なお、2017/1/28時点で海外ストアから購入したバイオハザード7には表現規制なく日本語データ付きであることを確認している。