AMDの新型CPU「Ryzen」は前世代型より40%性能向上、Intelの最高峰と同等の性能を発揮する

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AMDの新型は化け物か、Intelの最高峰と張り合う

AMDは2017年Q1に発売予定の新型CPU「Ryzen」を発表した。

Zenとして知られていたこの新型CPUは、最新のAMD Tech Summitにて正式にお披露目となったもので、発表によればライバルであるIntelの最高峰レベルであるCore i7-6900Kと同等の性能を有しているという。

前世代アーキテクチャから40%の性能向上

Ryzenは最大8コアの16スレッドで動作する、AMDのハイエンドモデルCPUを担う存在であり、PC Watchによれば従来のExcavatorアーキテクチャ採用プロセッサと比較してIPC(クロックあたりの命令実行数)が40%向上しているとのこと。動作クロック数は3.4GHz。

DSOGによればTech Summitではベンチマークテストが行われ、Core i7-6900KとRyzenの比較により、Battlefield 1などの各種テストでRyzenがより優秀なスコアを記録していたという。

ライバルの消費電力の約7割で同等の性能を実現

Core i7-6900KはTDP 140Wであるが、Ryzenはその7割ほどの消費電力である95Wで同等以上の性能を実現したことをAMDは強くアピール点としている。

Ryzenの内部的な話としては、深層学習によって最適化したプリフェッチ機構を有しており、他にも空冷環境や水冷環境など動作環境を自動識別子、より性能を発揮できるクロック数まで自動でチューニングを施すSenseMIという新技術を搭載しているとのこと。

自作PCのCPU市場が面白くなりそう

今回の発表でAMDはRyzenの価格を発表していないが、同社がこれまでコストパフォーマンスの観点を重視してきたことから、ほぼ間違いなくCore i7-6900Kを下回る価格での販売となるだろう。

CPUの性能を志すユーザーにとって、性能を取るならばIntel一択という認識が強い印象だが、AMD Tech Summitで示されたベンチマークが他のあらゆる環境でも同様の傾向を示すのであれば、これまでのコスパのAMD/性能のIntelの概念が覆り、面白い市場になっていくと予想される。

AMDの新型CPU「Ryzen」は2017年Q1に発売開始予定。