No Man’s Sky開発元が「失敗作だった」と投稿するも直後に削除、内部スタッフによる犯行の可能性が浮上

No Man’s Sky開発元が「失敗作」と発言
Hello GamesがTwitterにて「No Man’s Skyは失敗作だった」と発言し、後にその投稿を削除する騒動があった。
知っての通りHello Gamesは『No Man’s Sky』の開発元であり、この発言は物議をかもした。しかし直後にHello Gamesの公式アカウントは非公開となり、同スタジオの代表Sean Murrayは個人アカウントにて釈明した。
Polygonによれば、Murrayは「サーバーがハッキングされた」と説明し、スタジオの公式アカウントが外部から不正利用されたために行われた投稿だとしていた。
16名のスタッフの誰かによる犯行の可能性
しかし、後の調査によって問題の投稿はハッキング被害ではなく開発チーム内部のメンバーによる投稿であった可能性が強まってきたとのこと。
ForbesによればHello Gamesは従業員数16名の小規模なデベロッパであるが、その中にNo Man’s Skyを取り巻く現状に不満を爆発させた者がいた見方が強いという。
依然としてHello Gamesでは公式アカウントの復旧作業を行っており、最終的な犯人の絞り込みには至っていないようだ。Murrayは「失敗作があるとすれば2段階認証を利用していなかったことかな」と投稿している。
Murrayの投稿を見る限り、現在も外部による犯行の可能性も残っているようだが、もしForbesが報じたように内部の犯行であるならば、No Man’s Skyの開発完了時の喜びにあふれたチームの集合写真を見るのには辛いものがある。
UPDATE10/29:
Hello Gamesはアカウントを復旧し、今回の騒動が外部からのハッキングによる被害であった可能性が濃厚であるとの見解を発表している。
PolygonとForbesと二つのメディアの間で外部犯か内部犯かの判断が分かれていた原因としては、Murray本人のメールアカウントまでがハッキングされていたため情報が錯綜してしまったとのこと。
見解としてはPolygonに回答していたMurrayの証言は偽物であり、Hello Games公式Twitterの発言についても偽物であった。