期待を裏切られたユーザーへの追い打ち

SONYのデジタルビデオゲームに対する返金ポリシーが、注目作『No Man’s Sky』の出来に怒ったユーザーから攻撃の対象となっている。

8月頭に海外にて発売日を迎えたHello Gamesの宇宙探索ゲームNo Man’s Skyは、世界中から注目を集めていただけに、購入したプレイヤーの中からは期待と違っていたと不満の声が多数上がっている。

PlayStation Storeを通じて購入し返金を要求しているユーザーに取材を行ったEurogamerによれば、No Man’s Skyに返金の要求がなされるのにはいくらかの理由があるという。ゲームクラッシュから3D酔い、トレイラーを見て消費者が想像していたゲームと実態のズレなどが理由に挙げられている。

PlayStation Storeの返金ポリシー

SONYのPlayStation Storeの返金ポリシーは、デジタルコンテンツの購入後14日以内で未ダウンロードもしくは未プレイの場合に限られている。少しでもダウンロードを開始してしまった場合、コンテンツの内容が不完全でない限り返金は受け付けられない。

ValveのSteamとは真逆の返金ポリシーであることが、今回SONYに批判が集中する理由の一部となっている。Steamでは購入から14日以内でゲームのプレイ時間が2時間未満であれば、どのような理由であっても返金を受け付けている。

Eurogamerの取材に応じたマンチェスター在住のBlastielは、No Man’s Skyをプレイし始めてから1時間半余りの間に3度のゲームクラッシュに遭遇したと語り、PlayStation Storeのプロモーション活動に騙されたように感じているという。

返金を受け取ればプレイする権利を永久に失う

Blastielがカスタマーサポートに対して返金を要求したところ、サポートから「返金を受け取ることは可能だが、今後2度とNo Man’s Skyをプレイできなくなる」と通知されたと報告している。

「私はデジタルストア上から今後No Man’s Skyを再購入することはできなくなるし、パッケージ版を購入したとしてもバックグラウンド上で動作するシステムによってプレイすることは不可能だといわれました」

PlayStation Storeの返金を受け取る場合、彼らは対象のアカウントから該当コンテンツへのライセンスを削除し、ブロック処置を実施することに起因しているようだとEurogamerは補足している。

Blastielはこのカスタマーサポートの対処法に不満と異議を唱えながらも、二度とプレイできなくなることを避けて、返金の受け取りを辞退したという。彼にはゲームの問題が解決すれば再度購入する意思があったためだ。

「これではまるで頭に銃を突きつけられているようだ」

SONYはポリシーの修正を約束

SONYはこの件について、現在No Man’s Skyの問題についてはHello Gamesと協力して解決に取り組んでいると報告した。実際にバグ修正のためのパッチも順次配信が開始されている。

返金ポリシーについても議論を行い、No Man’s Skyの返金を受け取った後も再度購入を可能とすると約束し、カスタマーサポートにこの決定を通知するという。