国内メディアがこぞって非正規業者を紹介

ゲーム空間内を自分の足で自在に歩き回れるようになることで注目を集めていた、Virtuixが開発したVRデバイス「Omni」の予約販売が開始されている。

開発元のVirtuixは日本向けに直接予約購入を受け付けているにも関わらず、国内での報道の多くがライセンス違反を行っている業者を国内販売の代表として紹介しているようだ。

engadgetファミ通GameSparkといった国内で大手として知られるメディアらは、揃って「”ドゥモア”が日本国内におけるOmniの予約販売を開始した」と報じているが、実際にはドゥモアは開発元のVirtuixとパートナー契約を結んでおらず、ライセンス違反を行っている非正規販売業者であることが判明した。

しかも紹介されているのはただの非正規販売業者ではなく、定価の倍近くの価格で転売を行っている業者だ。正規品の価格は699ドル+250ドルの送料込みで約9.7万円だが、紹介されたドゥモアは16.8万円で販売している。

omniJpn

紹介されていたのはライセンス違反業者

Twitterユーザーの@tabitterの指摘によれば、Virtuixは国内外のどの企業ともOmniを販売するパートナー契約を結んでおらず、Virtuix以外で販売を行っている企業があるとすれば同社が定めたOmniの購入条件に違反した業者であるという。

彼らはOmniを再販する権利はない上、私達の定めた購入条件のルールを破っています。私達は再販に関して、だれともパートナー契約を結んでおらず、当面の間は直接販売する予定です。

日本にはおおむね250ドルの送料で送っています。予約注文をしたいのであれば、私達のウェブサイトからご購入ください。

tabitterはドゥモアでの割高な販売価格に疑問を持ち、Virtuixに直接問い合わせたところ、上記の回答が返ってきたと話している。

「VRで儲けたいのはわかるけど、もしVR機器をこうやってアホみたいな値段で売りつけると、日本では『VRは凄いけどクソ高すぎ』というイメージが根付いてしまってVR自体が衰退する可能性がある」とtabitterは懸念を表明している。

VirtuixはOmniを699ドルで販売しており、moguraVRなど一部メディアでは割高な非正規品ではなくVirtuixが直販する正規品の購入方法を紹介している。Omniを購入したい場合は、できる限り正規のルートから入手することをオススメする。