メタルギア新作はパチスロに

KONAMIは”メタルギアソリッド”シリーズの新作を発表した。

業界初!32インチ フルHD全面液晶搭載。次世代のパチスロ・エンタテインメント体験が始まる。

圧倒的な臨場感、ハイエンドな映像、そしてドラマチックでスリリングなストーリーとバ­トルにより、これまでにない最高のパチスロ・エンタテインメント体験をお届け!

「次世代映像で名作を完全再現!」と発表されたトレイラーにて語られる本作のプラットフォームは、パチスロだ。2004年に発売され、2016年3月までには累計4920万本を売り上げている『メタルギアソリッド3 スネークイーター』がついにパチスロ化である。

知っての通り、昨年メタルギアソリッドの生みの親である小島秀夫氏とKONAMIの関係が急速に悪化している事態が各所で報道され、最終的には小島氏のKONAMI退社と独立という形で落ち着いたことは記憶に新しい。

その際KONAMIはメタルギアソリッド新作については計画があると発表し注目を浴びていたが、多くのファンにとって求めていたものはパチスロ新作などでは決して無かっただろう。海外メディアにおいても今回の発表に対して悲観的でとんでもないとの意見が綴られている。

2015年10月にはKONAMIグループ傘下のパチスロ分野を担うKPE株式会社が商標として「BIGBOSS ビッグボス」を出願していたことが判明し、KONAMIの指している新作がパチスロのことではないかとの予想はされていた。

早速YouTube上では低評価の嵐に発展

KONAMI幹部は以前、小島氏抜きでのメタルギア新作について問題は何も無いと豪語していたが、その結果がこれではあんまりだろう。そのファン心理の一部はYouTube上でのネガティブキャンペーンとして発露されているようだ。

IGNが報じたところによれば、今回KONAMIが発表したメタルギアの新作パチスロ動画は現在、YouTube上での格好のネガティブキャンペーンの標的となっているようだ。

直前まで標的とされていたCall of Duty: Infinite Warfareは瞬く間に嫌われたトレイラーとしてのスターダムを駆け上ったが、現在メタルギアがこれを追従している。

記事執筆時点において、高評価1,165件に対して低評価は41,405件と圧倒的な嫌われ方をしていることが見て取れる。

ファン心理とは真逆に大幅な成長を果たすKONAMI

小島氏の生んだメタルギアを愛するゲームファンにとって、KONAMIはもはや手放しに喜ばしいパブリッシャーではない。しかし皮肉なことにKONAMIのエンタメ企業としての選択は、ゲーマーの思いとは逆にまったく正しいものであるようだ。

2015年4月1日より新たな代表取締役社長に就任した早川英樹氏の率いるKONAMIの決算状況は上向きに伸び続け、2015年8月には前年比260%の大幅な利益増加を達成、2016年5月には最終利益が前期より111%増加したことを発表している。

一部では「KONAMIは過去の資産を食いつぶしているだけだ」などといった厳しい声が散見されているが、「これからのゲームプラットフォームはモバイルが中心」として課金戦略などを進める早川氏の言説のどちらが正しいのか、結論はまだ見えない。ただ、今回のパチスロもおそらく成功するのだろう。