The Divisionのゲームエンジン”Snowdrop Engine”

映像クオリティのダウングレードを経験したにもかかわらず、『The Division』は目を見張るほど美しいグラフィックと素晴らしいマルチプレイヤー体験のゲームに仕上がっている。

その映像美を達成させたのがUbisoftが完成させたゲームエンジン”Snowdrop Engine”だ。

このエンジンが作り出したThe Division世界における不気味で荒涼としたニューヨークの街並み、恐ろしい空気感と時間経過とともに変わる吹雪の中の情景は、多くのゲームメディアから賞賛を浴びている。

The Divisionにてマルチプレイヤー環境として設定されている”ダークゾーン”はニューヨークのミッドタウンを再現した広大なマップとなっており、プレイヤーがそこへキャンペーンモードから移動する際にはシームレスにそれが描写されていく。マルチプレイヤーからシングルプレイヤーへとプレイヤーは自由な移動を行うことができる。Ubisoftのテクノロジーの賜物だ。

The Divisions Dark Zone Experience Could Turn Up in Assassins Creed2

Ubisoftの全チームがSnowdrop Engineを利用できる

「内部的に、我々はスタジオ間でできるだけ多くのテクノロジーを共有しようと試みている」とUbisoft MassiveのIP部門トップを務めるMartin Hultbergは海外メディアFinderに語っている。

単純にそれは効率的なんだ。我々のスタジオが開発したSnowdrop Engineでは、オープンワールドな世界と天気と時間などを描写することができるが、The Divisionのためだけでなく他のスタジオでもこれを利用することができる。

Tom Clancyシリーズ担当チームだけでなく、Ubisoftの全チームが利用することができる。

Assassin’s Creedにも転用可能

ダイナミックな天候表現や昼夜サイクル、様々な人格を持ったAIたちの生活シミュレート、破壊表現。これらを必要とする今後のUbisoftのゲーム全てが望めばThe Divisionと同等以上の表現を実現することができる。

「”ダークゾーン”での体験はThe Divisionだけのためのものではないんだ」とHultbergは話す。

「キャンペーンとダークゾーンというゲームモードの違いを行き来する間に、ロビーやメニューといったものを使用しない、それこそがSnowdrop Engineの本質だ。Assassin’s Creedのような作品にも流用することができるだろう。UbisoftのほとんどのIPでこのエンジンは流用可能だ」