『P.T.』が辿った運命について「落胆している」

小島秀夫氏は”Silent Hill”シリーズの野心的なリブートをキャンセルになった後、KONAMIの従業員であることを昨年12月にやめKONAMIとの30年もの強い関係を断ち切った。

志し半ばに終わりPlayStation 4ユーザーを大いに悲しませた『P.T.』という作品と『Silent Hills』について彼がどのように感じているのか、今何を思っているのかを小島氏は比喩を使いながら海外メディアに語っている。

「エベレストに登ろうと考えているとしましょう。しかしまずは富士山から始める」と小島氏は語り始める。「富士山への挑戦はうまくいく。それは大変気分がよかった。次にエベレストをいよいよ登る準備を始めるが、しかしそれは許されない。気分はよくない」

Guillermo del ToroとNorman Reedusもまた小島氏とともにエベレストを登ることを楽しみにしていたが、彼らもまた登ることを許されなかった。小島氏はそれを残念に感じているのだとPolygonに語っている。

『P.T.』が辿った運命について「落胆している」と小島氏は言う。P.T.がユーザーから高い評価を受けていたこともその感情を強めた要因だ。

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「死ぬまでに彼らとまた何かをやりたい」

「Guillermo del ToroとNorman Reedusにちょうど数日前再会した。彼らは私が最も苦境に立っていたときに凄く支えてくれた」と小島氏は彼らとの関係を振り返る。「死ぬまでに彼らとまた何かをやりたい」

パブリッシャーであるKONAMIが『Silent Hills』の開発キャンセルをアナウンスし、同社がAAA級作品からモバイルゲームへとシフトするニュースが流れる中、独立を果たし自信のスタジオを立ち上げた小島氏は、現在のところGuillermo del ToroとNorman Reedusの両者と何かを制作する計画は無いというが、将来的な共同制作を夢見ているとのこと。

新生”小島プロダクション“はまだ立ち上がったばかり。小島氏はチームの確立と処女作へのリサーチに現在集中している。

「最初のプロジェクトが失敗すれば、語った夢たちが実現することはなくなる」と小島氏は発言し、将来の様々な構想を実現するためにも慎重に計画し成功しなければならないとプレッシャーを明かしている。

「理想的には順調に物事が進み、少しの余裕ができてきたら、映画やアニメやVRといった他のことにも挑戦してみたい」

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