プロゲーマーが実際のサッカークラブと契約

ドイツ・ブンデスリーガに所属するサッカークラブ、VfLヴォルフスブルクが現実世界でのサッカー以外にもその活動範囲を広げ、eSports分野にも進出を始めた。

VfLヴォルフスブルクは”FIFA”シリーズのプロゲーマーを2名、実際のクラブの従業員として雇用する契約を結んだ。BBCが彼らのうちの1人であるDavid Bythewayに行ったインタビューによれば、今後の彼らの職務はVfLヴォルフスブルクの公式プレイヤーとしてFIFAトーナメントに参加することになるという。そしてその試合の模様がオンラインで放送されるときにはチームのユニフォームやグッズを身につけ、広告塔としての役割を担うとのこと。

Bythewayは「VfLヴォルフスブルクのようなチームがゲームに興味を持っていたことは私にとってすごく驚きでした」と語り、友人と気ままにゲームを遊んでいるうちに気がつけばサッカークラブの一員になっていたとBythewayはこの発表に関して振り返っている。

Wolfsburg sign one of the UKs best FIFA players2

彼のトレーニングは1日6試合のプレイ

Bythewayは前述の通りVfLヴォルフスブルクのFIFA eSportsチームに所属するため、他のプレイヤーたちのようにヨーロッパ中を飛び回り各地のスタジアムを巡る必要はない。しかし紛れもなくJulian DraxlerやAndré Schürrleといったスター選手らと同じくチームの一員となったのだ。

彼はほかの選手のようにトレーニングに参加はしないものの、一日に4~6試合ほどゲームをプレイしていく予定だそうだ。

ゲーマーにとって歴史の分岐点となるか

最後に今回の契約劇についてBythewayは現時点では衝撃的なニュースではないものの、将来このときを振り返った際にFIFAゲーマーにとっての分岐点だったといえるようになっているかもしれないと語っている。

「たったいまこの瞬間、これは歴史的な瞬間ではない。しかしこれを5年後振り返ったときに『あぁ、このときに何かが始まっていたんだ』と思えるかもしれない」

現実のサッカークラブも興味を持ち始めたeSports分野におけるスポーツゲームという市場は今後も目が離せないようだ。

VfLヴォルフスブルクはドイツのニーダーザクセン州ヴォルフスブルクに本拠地を置くサッカークラブであり、スポンサーとしてフォルクスワーゲンを抱えることで潤沢な資金を持つことが知られている。