誰も殺さずに生きていたい―Fallout 4

『Fallout 4』は荒廃し殺伐とした世界であなたに殺人を迫るだろう。非暴力を訴えたところで荒くれ者はあなたを見逃そうとはしないし、世界は優しくない。大多数のプレイヤーにとってはその世界のありようがBethesdaが意図したものになる。しかしいくらかのプレイヤーはその他の道を見つけ出す

2015年7月、The Guardianのインタビューに答えた『Fallout 4』ディレクターのTodd Howardは、本作のプレイスタイルについて答えていた。その際Howardは従来シリーズでは伝統的にプレイヤーに様々な問題解決のアプローチを提供し、不殺での達成も可能としてきたが、Fallout 4では異なるとしていた。

「私は暴力無しで本作を遊べると言うことはできない、それが我々のゴールというわけではない」

確かにFallout 4ではストーリー進行上でプレイヤーは特定のキャラクターを殺すよう選択を迫られるシーンが存在する。キルカウンターをゼロに保ったままゲームを終えることは不可能のように思えるが、しかしそれは間違っている。

Fallout 4の発売以来、誰も殺さずに生きたいと誓ったあるプレイヤーは、そんな選択を達成するための道を模索し続けていた。そのプレイヤーの1人の名はKyle Hinckley。彼は本作をただゼロキルでクリアするだけでなく、最高難易度である”Survive”モードでそれを成すことができるのだと証明し、その模様をドキュメンタリービデオとしてゲームの初めから終わりまで全てを公開している。

Hinckleyは「Todd Howardでさえ、彼のゲームで何が可能かを把握しきれていない」と語っている。

すでに開発者の想定をも超えているFalloutの自由度には驚かされるが、動画では単純に殺害するよりも自身の手を汚さないことを重視した結果、よりエグい結末をもたらしてしまうこともあると証明してしまっているシーンも多くあり、なんとも皮肉だ。