銃も敵も存在しない中で、重力と垂直な崖に立ち向かう

手は震え、拳は痛む。下を見下ろすと背筋が凍るような光景が眼下に広がる。

Crytekが開発した『The Climb』はロッククライミング主題としたOculus VR向けのバーチャルリアリティゲームだ。CrysisやRyse: Son of Romeといったタイトルで知られる経験豊富なスタジオが創り出す本作で、プレイヤーは銃も敵も存在しない中で、己の拳で重力と垂直な崖に立ち向かうこととなる。

本作を体験したJames DavenportPhilip Kollarは初めのうちは、慣れぬ仮想現実の世界で岩壁を掴みよじ登るという動作に戸惑ったものの、数分もすれば怖がりながらもヤギのように岩壁をよじ登る人となっていたという。Kollarはゲームの体験が終わった時には、新鮮な体験と興奮から汗がぐっしょりと額を濡らしていたと語っている。

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CrytekはVRゲームに最も力を入れるデベロッパーの一つだ。

「早い時期からVRの市場にCrytekならではの大規模な体験を持ってくるという構想があった」とテクニカルディレクターのRok Erjavecは言う。「我々はありとあらゆる技術的な実験を始めているんだ」

「ネイサン・ドレイク(アンチャーテッドの主人公)がゲームの中でどのような体験をしているか気にならないかい?」、『The Climb』は一人称視点で山を登るということにフォーカスして誕生した。Crytekの製品責任者を務めるDavid Bowmanは「Oculusのローンチタイトルの中で最も美しいVR体験を提供したい。究極のクライミング体験を提供するために、我々は集中して取り組んでいる」と意気込む。

恐れのために動くことに楽しさを感じるアドレナリン・マニアにとってCrytekの『The Climb』は素晴しい作品になると海外メディアは評価している。『The Climb』は2016年のOculus Riftローンチに合わせてリリースされる予定となっている。

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