相次ぐアカウントハックによる被害の拡大を防ぐためトレードに制限が追加

Steamは相次ぐアカウントハックによる被害の拡大を防ぐため、新たなアップデートを行った。

今後Steamでは異なる二つのデバイスを用いた認証を7日間以上継続していなければ、トレードが即時処理されることなく3日間は保留となる制限が課せられる。どんなに信頼の置けるフレンドとのトレードであっても、Steamガードモバイル認証を有効化していなければ待たされることになるということだ。

このような処置が採られた理由としてValveは、アカウントを乗っ取るハッカーは主に保有していたアイテムをトレード機能を用いて売りさばこうとすることから、不正な方法で取引が実際に処理される前に正規のユーザーがアカウントハックに気がつき通報するための猶予期間を生むためだとしている。

Valveは今回の被害を防ぐための処置を推し進めており、どのような理由であれSteamガードモバイル認証を有効にしていないユーザーが即時取引を可能とすることはないとしている。

このような強硬的な処置をValveが行う背景には、Steam上で仮想的なSteamグッズを盗み出すことが、ハッカーにとって十分に現実的な収益となってしまうほどに闇ビジネスとなってしまっていることが挙げられる。

ハッキングは「当たり前に」起こることになった

Valveは既にSteamハッキングは稀にあることではなく「当たり前に」起こることになったと語る。

「現在アイテムを盗み売りさばくことに従事しているハッカー達は、極めて組織化されたネットワークを持っている。セキュアなオンライン環境を構築する術を持たないユーザーは格好の餌食となっているということだ」とValveは説明する。

「我々はおよそ毎月77,000ものアカウントがハッキング被害に遭っていることを確認している。ハッカー達はアクセスの機会を待ち構えており、真っ当なユーザーが自身のアイテムを守ろうとするこの戦いに勝ちは無いのです」

ハッキング被害を受けたユーザーへValveはもちろん補償を行っているものの、そもそものハッキングを防ぐためにSteamガードモバイル認証を有効にすることが強く推奨されている。

via: VG247, PCGamesN