Steamでセールを豪華に見せるための詐称が行われた可能性

Valveが提供しているWeb APIを用いてSteam上の様々なデータを自動集計しているサービスSteam Spyが、Steamユーザーに対して行われた重大な背信行為を指摘している。

Steamで年に数回行われる大規模セールの開催に際して、いくつかのゲームパブリッシャーが見かけ上の割引率をつり上げるためにセール開始直前に定価を引き上げていたことが判明した。

「多くのゲームが”セール”できるように、秋のセールを前に値上げをしたことが判明した。これが許されることだろうか?

Steam Spyはその例として『Next Car Game: Wreckfest』が定価29.99ドルで販売されていたのが34.99ドルに値上がりしたこと、『Auto Dealership Tycoon』は4.99ドルから5.99ドルへ、『Epistory』が9.99ドルから12.99ドルへと上昇したことを指摘している。

『Epistory』についてはゲームデベロッパーのPolygonienが、アーリーアクセスの本作が第2章のリリースに関連して値上げされたものではないかと発言しており、これが正しければ『Epistory』は合法的な理由による値上げということになる。しかしその他の作品については理由が定かでない。

もし仮に正当な理由無く定価のつり上げと割引率の詐称が行われていた場合、日本の法令では「不当景品類及び不当表示防止法」における「不当な表示の禁止」に抵触する可能性がある。

不当な表示の禁止

商品又は役務の価格その他の取引条件について、実際のもの又は当該事業者と同種若しくは類似の商品若しくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であつて、不当に顧客を誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると認められるもの

日本では過去に楽天がセール時に元の価格をつり上げることで割引率を高く見せる不正二重表示価格を行い問題となっていた。

via: DSOG